子供の口臭原因と7つの治療 • 改善方法

子供の口臭原因と7つの治療 • 改善方法

最近では、お子さんの口臭が気になるということで、口臭治療のために歯科受診される方が多くみられます。子供の口臭の原因としてあげられるのは、虫歯による口臭。虫歯は、生後10ケ月ごろから、母親などの保護者から感染されるといわれています。



また、3歳ぐらいまでの子供は、うまく鼻呼吸ができないので、どうしても口呼吸になってしまいがち。口呼吸をすることで、口の中が乾燥し、その乾燥が口臭の原因のもなっているのです。
子供の口臭は、大人だけが気にしている問題ではありません。この、口臭が原因で子供がいじめにあうことも・・・。そんな、気になる子供の口臭は、日常生活のちょっとした工夫で、しかも子供と楽しみながら、改善できるのです。

 

子供の口臭原因と7つの改善方法

 

1.楽しい歯磨き習慣で予防

歯磨きを嫌がる小さなお子さんも多いと思いますが、やっぱり、口臭の原因となる虫歯予防には歯磨きが効果的です。ここ最近では、子供用の歯磨き粉も甘いだけじゃなく、虫歯予防に効果的な成分の入ったものが多く商品化されています。
子供に歯磨きが「いやなこと」とならないよう、子供と一緒に楽しみながら、歯磨きをする習慣をつけるとよいでしょう。また、歯磨きは、朝食後と就寝前が効果的です。特に就寝前の歯磨きは起床後の生理的な口臭(虫歯などが原因ではなく、自然な現象として起こる口臭)を防ぐ効果もあります。

 

2.子供の歯磨きあとの磨き残しチェック

ちゃんと歯を磨いたつもりでも、磨き残しがあれは、食べかすが口の中に残り、歯垢が口臭の原因だけでなく、せっかく歯を磨いたのに、虫歯になってしまう。
そうなってしまえば、子供にとっても、保護者の方にとっても、楽しい歯磨き習慣にはならないですよね。そうならないためにも、子供に楽しく歯磨きをしてもらった後の、親子のコミュニケーションの一環として歯磨きあとの磨き残しチェックをしましょう。
この時、ただ磨き残しをチェックするだけでなく、「上手に磨けているね」と子供に声をかけてあげることを意識してくださいね。きっと、歯磨きを嫌がらず、自分から楽しく歯磨きができるようになります。

 

3.歯並びをよくする

乳歯が虫歯になってしまうと、まだ生え変わる時期ではないうちに歯が抜けてしまうことがあります。すると、永久歯は生えるスペースがなくなり、歯がでこぼこしたり、歯と歯の間に隙間ができてしまい、そこに食べかすが溜り、口臭の原因となります。
永久歯になってから、歯並びをよくするために、ブリッジを使用することもありますが、このブリッジも口腔内の汚れがこびりつくことで、口臭の原因になってしまうこともあるのです。子供が義務教育のうちは、定期的に歯科受診をするように心がけ、なるべく早いうちから歯並びをよくしていくことで、大人になってからの口臭予防にもつながります。



4.十分な水分補給で口臭予防と子供の健康管理

子供は、うまく鼻で呼吸することができないため、ドライマウスになってしまいがち。この、ドライマウスは、子供の口臭だけでなく、風邪などの感染症を起こしやすく、器官も未発達なため、ドライマウスが原因で慢性的なアレルギーやアトピーを発症してしまう可能性もあります。
子供が自分から水分を摂取することは難しく、体調管理や体調不良の訴えがなかなかできません。なので、保護者の方が意識的に子供に水分補給させることはとても大事なことなのです。十分な水分補給は、口臭だけでなく、感染症予防にも効果的です。

 

5.舌・口輪筋を鍛えて楽しく予防

舌や口輪筋は、唾液による自浄作用を促す、とても大切な機能です。この、舌・口輪筋は、おっぱいを吸ったり、おしゃぶり与えたりするなどでも鍛えられます。衛生的な面な問題があるかもしれませんが、3歳ぐらいまでの子供には、口臭を予防するために効果的であるということを、知っておくとよいと思います。
また、成長過程において、笛を吹く遊びや、ハーモニカなど、楽器やおもちゃを与えることで無理なく、子供も楽しみながら口臭予防できます。

 

6.舌のおそうじで原因をなくす

子供の舌も、大人と同じように、古い粘膜や雑菌がこびりつき、舌苔といって、舌を白くしてしまします。歯磨きあとの磨き残しチェックの際は、歯だけではなく、舌もチェックしてください。
ただし、子供の舌はまだ繊細で傷つきやすいので、無理にこすらないよう、気を付けてください。舌のおそうじの際は、子供用の舌ブラシを使用するか、舌ブラシではつい奥のほうまで磨いてしまい、子供が嫌がってしまう場合もあるので、そんなときはガーゼなどを濡らし、軽く舌の上をなでるだけでも、十分です。

 

7.よく噛む食生活

子供の場合、特にお菓子やジャンクフードなどを好んで食べる傾向にありますが、柔らかい食べ物ばかりでは、顎の筋肉が衰え、顎が小さくなってしまい、それが原因で歯並びが悪くなってしまことも。
また、消化不良など、胃腸の働きが悪くなってしまうことも、口臭の原因になってしまいます。ですから、子供がなるべく小さいうちから生野菜や、果物など、歯ごたえがあるものを食べる習慣をつけましょう。
生野菜や果物は、歯ごたえがあり、顎の筋肉を鍛え、食物繊維も豊富なので、胃や腸などの働きをよくする効果もあります。臓を元気にすることで、内側からの口臭予防にもつながり、よく噛むことで、顎の筋肉や、口輪筋も鍛えられ、口臭予防につながります。

 

 まとめ

このように、子供の口臭は深刻になる前に、大人が気づいて対処しなければいけません。毎日の家事や子育てで忙しいかもしれませんが、だからこそ、子供の口臭予防を子供とのコミュニケーションのひとつとして始めてみるといいでしょう。今回は子供の口臭原因と7つの治療 • 改善方法についての記事でした。

子供の口臭原因と7つの改善方法

  • 楽しい歯磨き習慣で予防
  • 子供の歯磨きあとの磨き残しチェック
  • 歯並びをよくする
  • 十分な水分補給で口臭予防と子供の健康管理
  • 舌・口輪筋を鍛えて楽しく予防
  • 舌のおそうじで原因をなくす
  • よく噛む食生活