倦怠期になってしまう原因として考えられる7つの理由

倦怠期になってしまう原因として考えられる7つの理由

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「うーん、これって倦怠期?」
付き合いが長いカップルなら一度は感じたこと、ありますよね?
「あの刺激的で何もかもが眩しかった日々は、もう戻ってこないの?」
いいえ、そんなに焦らなくても大丈夫。あなた次第でまたあの日々を取り戻すことはできます。ここでは倦怠期になってしまう原因と、それを乗り越える効果的な対処法について一緒に考えていきましょう。

 

倦怠期になってしまう原因として考えられる7つの理由

 

1.「常に一緒に行動している」~自分だけの時間を持とう!

<原因>

恋愛初期や新婚の頃は、いつでもどこでも片時も離れたくないものですよね。でも付き合いが長くなるにしたがって、常に一緒にいる状態が当たり前になると、人間は「このまま相手とは永遠に一緒にいられるのだ」と錯覚してしまいます。
「釣った魚に餌はやらない」という言葉がありますが、「永遠に一緒にいてくれるのだから、特にサービスはしない」という驕った気持ちになってしまうのも、仕方がないかもしれません。

<対処法>

まずは相手と少し離れて、自分だけの別の時間を持つようにしましょう。何か自分だけの趣味などはありませんか。
趣味や習い事などに没頭すれば、新たな人間関係も構築することができますし、自分をブラッシュアップすることにも繋がり、また違った世界が開けます。
お互い別の時間を持つようになると、一緒にいられる時間も限られてきます。そうすると今度は一緒にいられる時間を貴重なものと考え、もっと大切にするようになります。
時々お互いの趣味についての報告をし合えば、ふたりにとってまた違った刺激になるかもしれません。

 

2.「愛情をはっきりと示さなくなる」~簡単なスキンシップから始めよう!

<原因>

アツアツの時期は盛んだった「スキンシップ」や「ほめ言葉」のような愛情表現が、だんだんなくなってきてしまうのも、寂しいですが致し方ないことです。
「わざわざ表現しなくても分かっているよね?」この思い上がりが倦怠期に拍車をかける大きな要因のひとつです。

<対処法>

とはいえ、今更アツアツの愛情表現をするのは誰にとっても気恥ずかしいものですよね。そんな時は無理せず、まず初めはソファの隣に座って、一緒に懐かしい映画を観たりするのでもよいでしょう。あとは、寝る前にお互い交代でマッサージをするのを習慣にすれば、体のコリも改善されて、一石二鳥です。
できる範囲でのスキンシップをまず試してみましょう。

 

3.「必要最低限の会話しかしない」~オープン・クエスチョンを活用しよう!

<原因>

一緒にいても片やスマホに熱中し、片や雑誌などを読みふけっているような状態では、会話も生まれる余地はありませんよね。
昔は「メシ」「フロ」「ネル」しか発しない亭主関白な夫というのが多く存在しましたが、今や女性も仕事を持ち、家庭内でも同等の権限を持つようになりました。それにも関わらず、今度はお互い忙しいために、ゆっくり会話をするような時間を持つことが難しくなったので、それがさらに加速してしまっているようにも感じられます。

<対処法>

まずは相手の興味のありそうな話題を振ってみてはいかがでしょうか。
できるだけ会話を続けるためには、「Yes」か「No」でしか答えられないような「クローズド・クエスチョン」ではなく、「オープン・クエスチョン」で始めるのが有効です。
「オープン・クエスチョン」とは、「仕事はどう?」などと、相手が自由に答えることができるような質問のテクニックなので、会話の冒頭に持ってくるとその後の会話の展開がしやすくなります。
逆に「あのプロジェクトは承認されたの?」などと「クローズド・クエスチョン」で質問してしまうと、「Yes」の場合はよいですが、「No」の場合はそこで会話が終わってしまいます。
「オープン・クエスチョン」をうまく使って、会話を続けてみてくださいね。

 

 

4.「相手に気を遣わなくなる」~親しき仲でも最低限の気遣いは忘れずに!

<原因>

「気が置けない人」というのはとてもよいものですが、あまりにも気を遣われないのも、自分の存在が無視されているようで、悲しくなりますよね。

  • 記念日や行事を祝わない
  • 身だしなみを気にしない
  • 家事や料理が適当
  • お礼を言わない

などが顕著になってくると、それこそ倦怠期まっしぐらです。

<対処法>

お互いの記念日や行事のときはいつもおしゃれをして、おいしいものを用意し、サプライズな企画をして祝うなど、たびたび非日常な場面をセッティングするよう心がけましょう。
日常においても最低限のマナーを守り、挨拶や「ありがとう」「ごめんなさい」などの相手を気遣う言葉だけでも必ず交わすよう、努力しましょう。

 

5.「共通の趣味をやめてしまった」~趣味を復活させよう!

<原因>

元々、共通の趣味を通じてお付き合いが始まることも多いと思いますが、仕事が忙しかったり子育てなどで、片方、または双方が趣味を中断してしまったりする場合があります。
こうなるとお互いに仕事や子育て一辺倒になり、次第に相手への配慮や会話もなくなってきてしまいます。

<対処法>

まずは共通の趣味で誘ってみましょう。スポーツ、旅行、コンサート、映画鑑賞や、趣味とは言えなくても、お互いおいしいものやお酒に目がないのであれば、食べ歩き、居酒屋めぐり、究極のワイン探し、などでもよいでしょう。

 

6. 「わざわざ外出しなくなる」~いつもとは違った体験にトライしてみよう!

<原因>

出会った頃は、毎週末いろいろなところに出かけてデートを繰り返し楽しんでいたものですが、次第に相手へのサービス精神がなくなり、「疲れているから」とだんだん家でゴロゴロすることが多くなってくるのも倦怠期の兆候です。

<対処法>

まずは、出会ったあの頃のドキドキ感を取り戻すために、外に出かけましょう。心理学の実験でも、一緒にドキドキ・ハラハラする体験をすると、その興奮が相手への愛情のために生じているのだと錯覚してしまう現象があることが証明されていますので、それを利用するという手もあります。

  • 言語が通じない、あまりメジャーではない国に旅行する
  • 自然の中に身を置いて、キャンプなどのサバイバル体験をする
  • スキューバダイビングなど、多少危険も伴う可能性があるスポーツやレジャーをする

これは相手が頼りになるかどうかも試されますので、相手のことを見直すきっかけにもなるかもしれません。

 

7.「相手に期待しなくなる」~思っていることはちゃんと口に出して伝えよう!

<原因>

付き合いが長くなってくると、相手の行動が先に読めてしまい、「この人には何を言ってもムダだから」と最初から諦めてしまうことが多くなります。そうすると、期待しない、話したくない、顔も合わせたくない、一緒にいたくない、とどんどん倦怠ムードへと拍車がかかってしまいます。

<対処法>

まず、してほしいこと、してほしくないことは、ちゃんと口に出して丁寧にお願いするようにしましょう。そして自分も相手の優しさに付け込んで甘えていないか、きちんと振り返って反省してみましょう。
そして相手の良いところを見るようにして、それを口に出して褒めるようにしたり、感謝の言葉を伝えたりするようにしましょう。
つまり「私はあなたのことをちゃんと見ているよ」とたびたび伝えることで、馴れ合いの関係ではなく、これからもお互いに心地よい緊張感を持って接することができるようになるでしょう。

 

いかがでしたか?こうしてみると、ほとんどが「釣った魚に餌はやらない」という心理が働いているために問題が生じているように感じますが、「釣った魚もいつか逃げるかもしれないから餌をやろう」という緊張感を持つことが大事だということがわかります。
でもそんなにだめですか、倦怠期?いいじゃないですか。私には逆に幸せな証拠のように思えます。逆にドキドキ・ハラハラが永遠に続くなんて、とても疲れてしまうような気がしませんか。
倦怠期を上手に受け止め、ほどほどに流せるようになると、いつかお互いに「やはり私にはこの人しかいない。」という境地に達する日が来るのではないでしょうか。
いつか仲良く手をつないで丘の上に咲いた梅の花を見にいくような、おじいちゃん、おばあちゃんになっていたいものですよね。

今回は倦怠期になってしまう原因として考えられる7つの理由をお伝えしました。最後までお読みいただきありがとうございます。

 

まとめ

1. 「常に一緒に行動している」~自分だけの時間を持とう!
2. 「愛情をはっきりと示さなくなる」~簡単なスキンシップから始めよう!
3. 「必要最低限の会話しかしない」~オープン・クエスチョンを活用しよう!
4. 「相手に気を遣わなくなる」~親しき仲でも最低限の気遣いは忘れずに!
5. 「共通の趣味をやめてしまった」~趣味を復活させよう!
6. 「わざわざ外出しなくなる」~いつもとは違った体験にトライしてみよう!
7. 「相手に期待しなくなる」~思っていることはちゃんと口に出して伝えよう!