目やにの原因と目やにが気になる人の7つの治療法

目やにの原因と目やにが気になる人の7つの治療法

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朝起きた時や、ふと気づいた時に出ている目やに。
たまに量や頻度が多かったりして、なんだろうと気になる事はありませんか?目やにには様々な種類の原因があり、時には病気を知らせている場合もあります。そして症状によって治療法や対処法が異なります。
今回は目やにの主な原因と、有効な対処法7選をご紹介します。
ご自分の症状と照らし合わせ、是非対処法を試してみて下さい。



 

目やにの原因と目やにが気になる人の7つの治療法

 

1.目の代謝活動で作られる目やに

目も、体の他の部分(肌等)と同じように、代謝活動をして古い老廃物を外に出そうとします。朝起きた時に、目頭や目尻に少量程度の目やにがある場合には、この活動が正常に行われていると言えるでしょう。
特に目の充血や、痒み等がない場合には、綿棒やティッシュなどで優しく目やにを拭き取るだけでOKです。特に治療などは必要ありません。

 

2.細菌による感染が原因の目やに

ドロっとした黄緑色の目やにが出ます。肌を傷つけた時に出る膿と似たような目やにです。
「細菌性結膜炎」を起こしている可能性が高く、目やにの他に、痒みや目がゴロゴロするような異物感を感じる事もあります。
細菌を殺す、抗生物質の入った目薬を使用して治療をします。

このような目やにが出た時には、必ずキレイな綿棒かティッシュ等で目やにを拭き取り、素手では触らないようにしましょう。また菌が付く恐れがありますので、処置後には必ず手を洗って下さい。
また、細菌が完全に死滅していない時には再発する可能性もあります。痒み等が取れても、1週間程度は点眼を続けるようにしましょう。

 

3.アレルギーが原因の目やに

花粉症等、アレルギー症状が目やにを引き起こす事もあります。こういった場合に目やには涙のようにサラサラした水状である事が特徴です。
治療は抗アレルギー点眼薬等で行いますが、アレルギーが原因の場合には、その元を出来るだけ体に近づけないことが大切です。

花粉症の人は出来るだけ花粉が体内に入らないようにする事。また、ホコリやダニ等のハウスダストを吸い込まないように気をつける必要があります。
花粉が飛ぶ前、もしくは普段から市販の抗アレルギー点眼薬等で備えておく事も大切です。



4.ウイルス感染が原因の目やに

風邪などのウイルスが体に入り込んだ時にも、目やにが出る場合があります。
この時の目やには白くネバネバと糸を引いたような目やにが出ます

ウイルス性の目の症状は、風邪の合併症によって起こる場合が多数です。目やにが気になるというより、目がいつもより疲れる。目が充血している…といった症状で気づく方も多いようです。
熱や喉の痛み等、風邪の症状も出た場合には抗生物質と、目の炎症を抑える非ステロイド系抗炎症剤の点眼薬を用いて治療を行います。
治療中は風邪と同じなので、ウイルスを感染させないように出来るだけ人との近接接触を避け、目薬の使い回しなども絶対にしなようにしましょう。

 

5.コンタクトレンズが原因の目やに

今までは目やにを気にした事が無いのに、コンタクトの使用により急激に目やにが増えた時はコンタクトで、目の組織を傷つけてしまった可能性があります。
またはコンタクト装着時に手などから、何らかの細菌が入ってしまった場合もあります。
コンタクト使用時に目やにが出た場合には、速やかに使用を中断して様子を見てください。数日経っても目の充血、痒み、目やにが改善しない場合にはすぐに専門医に相談をしましょう。

 

6.太陽光の浴びすぎが原因の目やに

これはまれな例ですが、炎天下の元での作業やスポーツを行う人に起きる可能性のある目やにです。
長時間日光を浴びた目は疲れを修復しようとして、普段より多くの老廃物を外に出そうと活発に動きます。この動きは夜の就寝時に発揮される為、朝目が覚めた時に大量の目やにで目が開けにくい、最悪の場合目が目やにで張り付き開かないという例も報告されています。
朝起きた時に明らかに普段と違う大量の目やにが出ている場合には、一度専門医の診断を受けたほうが良いでしょう。

 

7.目の疲れが原因の目やに

目を酷使したり、ストレスを与えた場合にも目やにが出やすくなります。
目やにだけでなく、目のかすみや一瞬物が歪んで見えるなどの症状を感じた場合は、しっかりと目を休めてあげましょう。
また、乾燥している場所に長時間いたり、ドライアイの場合にも涙腺の分泌が追いつかずにドロッとした目やにのような涙が出てしまう場合があります。
「ビタミン成分」もしくは「目の栄養成分」を含んでいる市販の点眼薬をこまめに使用して、目のストレスを和らげてあげる事が必要です。
また、眼精疲労が原因となる場合もありますので、目意外にも肩コリに気をつけるなど、体全体のメンテナンスをすることも、予防になります。

 

いかがでしたか?目やには目が発しているSOSのひとつの場合があります。

痒みや違和感等を長く感じる場合には、必ず専門機関に行き、治療を行いましょう。
目の病気は進行すると完治が難しくなる場合があります。
治療だけではなく、普段からも清潔に保つことを心がけていきましょう。

今回は目やにの原因と目やにが気になる人の7つの治療法をお伝えしました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

まとめ

  1. 目の代謝活動で作られる目やに
  2. 細菌による感染が原因の目やに
  3. アレルギーが原因の目やに
  4. ウイルス感染が原因の目やに
  5. コンタクトレンズが原因の目やに
  6. 太陽光の浴びすぎが原因の目やに
  7. 目の疲れが原因の目やに