忘れっぽい人が記憶力を向上させるための7つの方法

 

忘れっぽい人が記憶力を向上させるための7つの方法

人は忘れやすい生き物です。前を向いて生きて行く為にはどうしても忘却機能というのは必要になります。しかし、忘れっぽいことで苦労することもあります。記憶力を上げたいけれどすぐ忘れてしまう、というのは誰でもあることです。

記憶力を上げるには、頭だけで覚えようとするのではなく、五感を用いて体に染み込ませていくのがポイントです。また、流れを把握し、アウトプットするのも重要です。

記憶力を向上させる方法を紹介します。



 

忘れっぽい人が記憶力を向上させるための7つの方法

 

1.物忘れをふせぐ為にまず何事もメモする

記憶力に自身のない人、覚えることが苦手な人は、まず何事もメモするようにしましょう。人から聞いた話、気になったこと、自分の感想や考えた内容、日付や時刻など、全てをメモして、ひたすら手を動かす習慣をつけましょう。講義を受けているのであれば、講師が言った内容を雑談までふくめてメモするのが良いでしょう。これにより、まず手を動かすので、体の運動として覚えることができます。そして、メモを後から見直した際に、雑談や自分の考え、その場の雰囲気や空気等も含めた細かい内容も思いだすきっかけになります。これで記憶が立体的になり、より鮮明に自分の中にインプットすることができるようになります。色々な色のペンやマーカーを用いて、「画」や「図」として覚えるのも有効な方法です。

 

2.記憶力は人に教えることで鍛えられる

記憶を定着させる方法として一番良いのが、人に教えることです。記憶力に自信のない人は、情報のインプットに気をとらわれがちです。しかし、記憶を自分のものにする、覚えた項目を使いこなすには、人に教えてアウトプットするのが一番良い方法です。口頭で伝え、身振り手振りを用い、さらには文字や図を書くことで、自分自身の体に記憶をしみこませることが出来ます。人に教えることは、自分の為にもなるのです。教える人がいない場合は、自分の部屋で、講師になったつもりで仮想授業をするのも良いでしょう。

 

3.勉強に集中する為に場所を変える

集中できる方法や場所は、個人差があります。静かで整備が整っていて、気温も最適な環境は一見勉強に適している気がします。しかし、人によっては整った環境では安心してしまい、気が緩んでしまうこともあるのです。たとえば、自宅学習で能率が上がらない人は思い切って外に出てみましょう。落ち着いた図書館、喫茶店などのほうが集中できる場合があります。電車の中や列に並んでいる待ち時間、公園なども勉強する場所になりえます。人によっては、人が多い場所のほうが勉強に適している場合もあります。喧騒から逃れようと集中し、周囲に人がいることで緊張感が生まれるからです。



4.集中するにはマイペースであることも重要

集中力を上げるには、マイペースであることも重要になってきます。周囲のことに気をとらわれすぎると、自分の本来のペースを乱し、勉強にも身が入らないからです。記憶力は個人差があります。勉強方法も、人によって様々です。周りの人が簡単に覚えられることでも、自分にとっては苦労することもあります。そういう時に、あせらず自分のペースを守るようにしましょう。一夜漬けが得意な人と、長期的な記憶の蓄積が得意な人がいます。一夜漬けタイプは短い時間でたくさんのことを記憶できるかわりに、すぐ記憶を失ってしまいます。長期蓄積タイプの人は覚えることに時間がかかりますが、長い間記憶を保つことが出来ます。自分のペースを保って、勉強できるようにしましょう。

 

5.記憶力を上げる為に、覚えたいことを物語化する

記憶が苦手な人は一つ一つの項目を、点として覚えようとしがちです。たとえば、歴史の年号であれば、その年号自体に集中しては意味がありません。なぜその年にその出来ごとが起こったのか、前後の流れを把握することがとても重要です。英単語も同様です。単語だけでなく、英文で覚えるほうがいい、と言われいてるのはこのためです。なぜその単語がそこの位置に出てきたのか、という文脈の把握こそが重要となります。覚えるべき内容が流れにならない場合は、自分で物語を作ってしまいましょう。A、B、Cという内容を覚えなければいけないなら、「AがBをさそって、その後をCがついてきた」といった感じで簡単な物語を作ります。こうすることで、覚える内容を記憶の流れとしてつかむことが可能になります。

 

6.リズムで鍛える

記憶力に自信のない人は、覚える内容をリズムで把握するようにしましょう。記憶は五感を用いて行うものなので、耳からの情報というのはとても有効です。頭で考えても思い出せない場合、体にリズムとしてきざみましょう。「良い国(1192)作ろう鎌倉幕府」といったごろ合わせが有効なのも、リズムが良く、頭と体に染み込みやすいからです。五七五にしたり、替え歌を作ったりして、頭と体にリズムをきざみこませていきましょう。

 

7.体に覚えさせるのも記憶力アップ方法の一つ

体を使った記憶方法があります。人間の体は痛みを経験すると、その痛みを記憶します。この身体の機能を利用する方法です。顔と上半身を使う場合、まず頭が1、額が2、右耳が3、左耳が4…といったふうにそれぞれの顔のパーツに番号を指定します。そして、覚えたい項目をそれぞれのパーツに割り振ります。頭をたたく、耳を引っ張る、胸をたたくといった「体の痛み」として体に記憶をたたきこんでいきます。たくさんの項目を一気に覚えたい際に有効な方法です。この他にも歩きながら覚える、踊りながら覚える、歌いながら覚える、という体を使った記憶方法があります。色々試して、自分にあった記憶方法を見つけましょう。

 

いかがでしたでしょうか。記憶力を向上させる方法はたくさんあり、人によってやり方も異なります。共通するポイントは、五感を使うことと、インプットだけでなく、アウトプットをすることです。五感を使い、体を使うことを意識すれば、頭だけでなく、自分の体に対しても意識をもつことが出来ます。アウトプットして人に伝える習慣をつければ、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力の向上にもつながります。記憶力を向上させることで、自分の生活も意義あるものにしていきましょう。

 

まとめ

1.物忘れをふせぐ為にまず何事もメモする

2.記憶力は人に教えることで鍛えられる

3.勉強に集中する為に場所を変える

4.集中するにはマイペースであることも重要

5.記憶力を上げる為に、覚えたいことを物語化する

6.リズムで鍛える

7.体に覚えさせるのも記憶力アップ方法の一つ