ふくらはぎがだるい原因と8つの対処方法

ふくらはぎがだるくて困っている方へ
しっかり休んだはずなのに、体がだるい……特に足やふくらはぎにだるさが残っていると、動くのが億劫ですよね。ただの疲れとして放置せずにしっかり対処をすれば、だるさは必ず解消されます。
今回はふくらはぎがだるい原因と8つの対処法をご紹介します。



 

ふくらはぎがだるい原因と8つの対処方法

 

1.足がだるいと感じる症状には血流の改善を


下半身の血流が悪くなると、疲れが溜まりやすくなり「だるさ」を感じるようになります。また同時に「冷え」や「むくみ」など、様々な症状も起こしてしまいます。
このため、血流を改善してあげる事が、だるさ解消には重要になります。

血流の改善には、日々の軽いウォーキングなどの軽い運動をする事、または入浴の際にはしっかり湯につかり体全体を温めてあげる事が大切です。 また、就寝前のストレッチも全身に血流を行き届けさせる事が出来、だるさを解消出来ます。

 

2.足のだるさがむくみから来ている場合には、段階圧力ソックスを使用


足がむくんでパンパンに張っている。だるさの原因がこのむくみから引き起こされている場合も非常に多いのです。
その際には、膝辺りまでもしくは足全体を包み込み緩やかに圧迫してくれる段階圧力ソックスがオススメです。

メジャーな商品では「メディキュット」がこれにあたります。 寝ている間にも使用出来、圧迫とはいえども痛みや違和感は感じない状態で快適に使用できます。
一晩使えば足のむくみは解消され、朝には足のだるさがほぼ解消されている事でしょう。 勿論睡眠時以外にも、昼間にタイツ代わりとして履けるものなど、様々なバージョンが発売されていますので、ぜひ活用してみましょう。

 

3.疲れやすいと眠いはセットでの体からのサイン


睡眠を取っても疲れやすい。すぐに眠くなる。これは体の出している警告の可能性があります。
眠いというのは、体が「もうこれ以上動いちゃダメだ!」と言っているのです。 こういった時に同時に体や足にだるさを感じる場合は、休息不足のサインです。しっかりとした休息を取りましょう。

まずは眠さを発信している体の調子をしっかり整えてあげないと、だるさの改善には至りません。ちょっといつもより多く寝る程度ではなく、出来れば丸1日くらいはゆったりと過ごせる時間を作って下さい。



 

4.ふくらはぎがだるいと感じたら、漢方薬も試してみる


足のだるさと血流の関係は上記でも説明致しましたが、この血流は漢方を使用することで改善できる場合もあります。漢方薬は普通の医薬品とは違い、依存性等が少ないもののほうが多いので、自分の体に合った物を色々と試す事が出来ます。
漢方薬は上手に使用すると、足のむくみだけではなく体質改善にもつながります。
すぐに効果が表れるものではないですが、長期的に漢方薬の力を借りてみるのも良いでしょう。
 

5.足のだるさの改善にはツボ押しも有効


疲れを根本から改善しないと、だるさというのは取れてはくれません。こういっただるさの改善に有効なのがツボ押しです。
足のツボと言うと、足の裏を思い切り刺激するツボ押しを想像するかと思いますが、実はだるさ解消のツボというのは「膝からふくらはぎにかけて」集中しているのです。
代表的なツボは以下の2つが上げられます。

【足三里(あしさんり)】

膝の下から指4本分くらい下にあるくぼみの部分です。

【承山(しょうざん)】

ふくらはぎの中心からやや上のほう、アキレス腱の延長線上にあります。

これらのツボは、椅子に座った状態で押して上げるのが効果的です。ですので、デスクワーク中や外出時などにもちょっとした時間で気軽に出来る、だるさ解消法となります。

 

6.足がだるいと感じる時に同じ体制でいるのはNG


特に一箇所に立ちっぱなしや、椅子に座りっぱなしの人は注意が必要です。 エコノミークラス症候群としても有名なように、同じ体勢で長時間動かないままでいるというのは血管に対して負担を与えてしまいます。

足に感じているだるさは、もしかしたら血管からのSOSかもしれません。デスクワークなどで同じ体勢での作業が多い人は、必ず1時間に1度は体勢を変えたり、出来れば軽い屈伸運動などのストレッチで体をほぐして下さい。

ちょっと立ってお茶を淹れてくるとか、軽い動きでも血液の流れが良くなり、血管への負担はだいぶ軽減されます。

 

7.妊娠回数が多い女性は「下肢静脈瘤」に注意


何回か妊娠をした女性や、美容師さんのように長時間立ち仕事をする方に注意して頂きたいのが「下肢静脈瘤」です。
静脈を流れる血は老廃物が多く、血液が逆流しないようにところどころに弁があるのですが、その弁が壊れてしまって血が溜まり、足にこぶが出来てしまうのが「下肢静脈瘤」です。
下肢静脈瘤になると血管が浮き出てきますので、心当たりのある方は医療機関に相談してください。

妊娠中は足に負担がかかってむくんだりしますよね。
水中ウオーキングは浮力と水圧によって妊婦さんにも負担無く出来る運動ですし、下肢静脈瘤の予防にとても有効です。

 

8.長期間ふくらはぎや足のだるい感じが取れない場合には、一度検診を


だるさは疲れから来ているのだろうから…と思って、あまりに放置しすぎると危険な場合もあります。
例えば、血管が徐々に詰まっていってしまう血栓。これも最初は足のだるさやむくみから始まると言われています。放置すると足がパンパンに膨れ、詰まる場所によっては命の危険になる可能性もあります。
その7で説明した「下肢静脈瘤」かもしれませんし、心臓のポンプ機能がが悪い場合にもむくみが現れる場合もあります。
マッサージや運動など気を付けていても長期間に渡りむくみが取れなかったり、寝付けない程まで酷くなるようであれば、必ず医師の診断を受けるようにしましょう。

足・ふくらはぎのだるさというのは体全体の調子を表す場合もある…という点をお解り頂けましたでしょうか。 勿論足自体の疲れによる場合もありますが、足にだるさを感じた場合は、併せて体調や生活も見直してみることも大切です。 だるさ、疲れを早期に解消して元気な毎日をおくっていきましょう。

 

あとがき


いかがでしたでしょうか?
足・ふくらはぎのだるさというのは足だけではなく体全体の調子を表す場合が多いのです。だるさ、疲れを早期に解消して元気な毎日をおくっていきましょう。
今回は「ふくらはぎがだるい原因と8つの対処方法」をお届けいたしました。最後までお読みいただきありがとうございます。