情緒不安定になってしまう女性の原因と7つの解決方法

 情緒不安定になってしまう女性の原因と7つの解決方法 ついイライラしてしまったり、自分の感情を抑えきれなかったり、誰しも経験があると思います。 でもそれが頻繁に続いたり、仕事中でも感情が抑えられなかったりすると、余計に不安になったりします。 なぜ情緒不安定になるのでしょう? 原因と対策を7つの項目にまとめましたので、ご紹介いたします。



 

情緒不安定になってしまう女性の原因と7つの解決方法

 

1.情緒不安定は「心の風邪」。その意味を知り、早めにケアすることが大切です!

情緒不安定の意味を辞書で調べると「心情が安定しないさま」です。 でも誰でもちょっとイライラしたり物に当たったりしますよね? すべての人が「情緒不安定」なのでしょうか? 通常「情緒不安定な人」と言われるのは喜怒哀楽のコントロールが出来なくなってしまう状態の人です。 一瞬感情のコントロールを失ってしまうことは誰しもありうることだと思います。そこから理性で抑えようとしても 歯止めが効かなくなってしまう状態が「情緒不安定」です。 風邪で例えると、鼻水や咳が出てきて「あ、ちょっと風邪ひいたかな〜?」って思うくらいは誰にでもあることです。 そこでケアして悪化させなければ日常生活に全く支障はありません。 が、そこから悪化して熱が出たり、肺炎になったりしてしまうとつらいですよね。その状態が「情緒不安定」です。 体質的に酷くなりやすい人もいるでしょうし、ゆっくり休めない状況で無理をして風邪をこじらせる人もいますし、 何もしていなくてもひどくなってしまうこともあります。 「情緒不安定」は、体質的になりやすい人となりにくい人がいますが、無理をすれば誰にでもなり得る状況なのです。 そして、意味を知ることによって早めに対策が出来る症状でもあるのです。

 

2.原因はさまざま。女性は男性よりなりやすいのです。

ひとくくりに「情緒不安定」と言っても原因は様々です。 ホルモンの分泌など体質的によって起こるものや、社会などの外的要因から起こるもの、内的要因から起こるもの。 大抵はそれぞれが絡み合って複合的におこります。 特に女性は女性ホルモンの増減によって、セロトニンと言う精神安定のための物質の分泌量も左右されるので 身体的に男性より情緒不安定になりやすいです。 また、女性は妊娠する体である以上、社会と家庭、仕事と子育てを切り離して考えることが難しい立場です。 そういった体質的、社会的な条件から、女性はうつ病などの精神的な病気の罹患率が男性よりも高いというデータもあります。

 

3.生理前のPMSなど、女性ホルモンが影響しやすい時にはビタミンB6やEが効果的!

生理前や生理中にちょっとイライラしてしまう。女性ならば誰でも経験あるかと思います。 この時に「どうして自分はすぐイライラしてしまうんだろう?」と自分を責めてしまうと、ホルモンの影響に内的要因がプラスされてしまい 余計に情緒が不安定になっていきます。 ちょっと情緒不安定になりそうかな?と思った時、マッサージをして血行を良くしたり、リラックス効果のあるカモミールティーなどを 飲んだりして、まずは外的な要素で心の安定を図りましょう。 ビタミンB6やビタミンEなどが入った食品も効果があります。 でもそんな気力すらなくなって遅刻や欠勤をしたり、イライラがどうしても抑えられなくなったりして社会的生活にまで影響が 出てきそうなときは、必ず婦人科など専門医に診てもらいましょう。ピルを飲んでPMSが治ったという方も多いです。 また、「これがあれば楽になる」と思うこと自体が精神的な負担を少なくする効果があります!



4.妊娠中になったら? 常に周りのサポート体制を整えましょう。

妊娠中はほとんどの人が「情緒不安定になった」と答えています。 一つの命がお腹にいるわけですからナーバスになりやすいですし、女性ホルモンや体調の変化で感情の起伏が激しくなりますし、 食事や嗜好物が制限されますし、調子が悪くなっても妊婦は薬に頼ることが出来ません。 不安をそのままにしておくと「このままで赤ちゃんを産んで大丈夫かしら?」ともっと不安が募っていきます。 妊婦さんにはこまめに不安を吐き出せる場所が大事です。今の状態を話したりサポートしたりしてくれる人を身近に作りましょう。 夫や実母などがその役割を果たしている方が多いと思うのですが、ご主人が仕事で忙しかったり、親が遠方だったり不仲だったりと、 頼れる人が身近にいない人もいますよね。 産婦人科の看護士さんでも、市のサポート職員でも、ネットの掲示板でも、弱音を吐いてしまいましょう! 妊娠中に誰かに頼るのは当たり前のことです。「今自分は通常の状態ではないんだ」と思うことが大事です。

 

5.優秀な女性ほど「引きこもり」になりやすい!? そうなる前に今の自分を受け入れましょう。

「引きこもり」というとニートとか若い男性のイメージがありますが、主婦にも引きこもってしまう人が多いようです。 しかもキャリアをもった女性の方が一度引きこもってしまうと立ち直りづらいようです。 男性でも女性でも、頑張りすぎる人ほど精神的に無理をしやすいですし、今まで輝かしい人生を歩んでいた人ほど、 一度負のスパイラルに嵌ってしまうとみじめな自分をみたくないと余計に自分を責めて、心身ともに疲労して しまいます。 自分に誇りを持っているからこそ今の情緒不安定な自分が許せない。そんな真面目な人ほど情緒不安定に陥りやすいです。 真面目で優秀な自分に気づけば、少しは自分が自分を許せない理由がわかってくると思います。

 

6.パニック障害は、しっかり自分と向き合って原因を探ることで克服できる症状です。

パニック障害とは、動悸・吐き気・冷や汗・めまい・腹部の不快感・ふらつき・絶望感などの不安症状が何かのきっかけで 一気に噴き出してしまう「パニック発作」を伴う障害です。 一度なってしまうと「また発作が出るんじゃないか」と恐怖心に襲われるので、電車に乗れなくなったり仕事に行けなくなったり、 日常生活に支障をきたしてしまいます。 パニック障害の方は喘息などと一緒で、症状が出なくなっても「普通の人より発作が出やすい」という状態ではあります。 しかし自分の体を知り、適切な治療を行えば「症状が出ない状態」にはなれますし、普通に日常生活を送ることも可能です。

パニック障害の仕組みを知り、どういう状況の時に発作が起きるのかを知れば、発作の原因をなるべく避けることも出来ますし、 そして薬物療法や呼吸法、リズム運動などの運動療法など自分に合った克服方法を見つけることも出来ます。 感情はコントロールが難しいですが「克服が出来る病気なんだ!」ということを忘れないでいて欲しいです。

 

7.日常生活が送れないほどに不安になったら「全般性不安障害」です。

「パニック障害」とは別に、特定のものではない漠然とした不安に駆られてしまう事が多くなり、常に情緒が安定しない状態が 「全般性不安障害」です。 過度な緊張や不安などが6か月以上続くときは、自分でどうにかしようとは思わずに専門医に診てもらいましょう。 病気と一緒で自分で治せるものと放っておいたらひどくなる一方のものがあるのです。 パニック障害と一緒でそれぞれに合った療法があります。自分で抱え込まないようにしてください。

いかがでしたでしょうか? 情緒不安定に大切なのは、まず原因を知り早期のうちに治すことです。そして、ひどくなるかもと思ったら、適切な治療を受けることです。 自分の体質や性格を知り、それぞれに合った対処法を見つけることが大切です。

まとめ

  1. 情緒不安定は「心の風邪」。その意味を知り、早めにケアすることが大切です。
  2. 原因はさまざま。女性は男性よりなりやすいのです。
  3. 生理前のPMSなど、女性ホルモンが影響しやすい時にはビタミンB6やEが効果的!
  4. 妊娠中に情緒不安定になったら? 常に周りのサポート体制を整えましょう。
  5. 優秀な女性ほど「引きこもり」になりやすい!? そうなる前に今の自分を受け入れましょう。
  6. パニック障害は、しっかり自分と向き合って原因を探ることで克服できる症状です。
  7. 日常生活が送れないほどに不安になったら「全般性不安障害」です。