子供の名付けで後悔しないように気をつけたい7つのポイント

子供の名付けで後悔しないように気をつけたい7つのポイント

DQNネーム・キラキラネームなど、今は子供の名前がネットに出回り批評される時代となりました。
掲示板の相談などで「私が子供に付けた名前はDQNなのかな?」「愛称が義姉の子とかぶり、名前を呼ぶたびに嫌な顔をされます」などと後悔しているような内容もたくさん見受けられます。
一度つけたらその子が一生背負う「名前」。なかなか変えられないのも名前です。
今回は子供の名付けで後悔しないよう、気をつけたい7つのポイントを紹介いたします。



 

子供の名付けで後悔しないように気をつけたい7つのポイント

 

1.名付けで後悔する一番のきっかけは、子供や周囲から否定されたときです。

名付けで後悔するのってどんなときでしょう?
子供から「なんでこんな名前を付けたの?」と言われたり、友達に「○って漢字ってさ〜、死を連想しない?」などと否定されたり、子供や周りに否定されたときに後悔することが多いです。

他人に受け入れられやすい名前と受け入れられにくい名前がありますが、どんな名前を付けてもその名前に対して文句を言ったり否定をしてきたりする人は一定数います。
他人に受け入れられなくても、両親が「この名前はこういう意味で付けたんだ!」と胸を張ることができ、子供も「この名前で良かった」と思えるのならば名付けで後悔することは絶対にありません。
でも、安易に「なんとなくかわいいから」という感覚でつけてしまったり、否定されることの多い名前を付けてしまったりすると、他人の意見に翻弄されてしまいがちです。

名付けで後悔しないために一番大事なのは「名付けた親も子供も誇りを持てる名前」を考えて名付けることです。

 

2.夫婦どちらかが反対した名前は付けないのが鉄則! 夫婦喧嘩の元になり自分の名前を嫌いになってしまいます

その1で書いたように「親も子供も誇りを持てる名前」にするには、夫婦で良く話し合うことが大事です。
夫婦のどちらかがその名前に納得していないと、子供の名前が元で他人に何か言われたときに「だからあの時反対したのに」と否定的な意見が出てしまい、夫婦喧嘩のきっかけになります。
喧嘩を傍から見ている子供自身も「なんで喧嘩するような名前を付けるんだ」と自分の名前に否定的になってしまいます。

小さいころから付けたかった名前がある人も、どうしても付けたい思い入れがある名前がある人も、何がなんでもその名を付けるのではなく、何故パートナーがその名前に反対なのかを冷静に聞き、相手の批判を一度受け入れてみましょう。
日本には漢字自身が持つ意味もありますし、響き自身が持つ意味もありますし、名前にたくさんの愛情を乗せることが出来ます。
漢字を変えてみる、使いたい漢字をそのままに読みを変えてみるなど、お互いが納得する名前は必ずあるはずです。
また、そうやって名前を練っているうちに「最初の候補が一番良かったね」という話になることもあります。
子供は自分の子でもあり、夫や妻など自分のパートナーの子でもあるのを忘れてはいけません。

 

3.姓名判断は参考程度に。何が一番譲れないかをしっかりと考えましょう!

名付けをするのに参考にする要素は様々なものがあります。
その名前が持つ意味の他に、名字と合うか、名前の響きは綺麗か、親や親戚の意見、身近な子供と名前が被らないか、姓名判断などです。

夫婦共に気に入って、親戚一同良い名前だと褒めてくれて、周りの子とも全く被らず……などと、全てのことがクリアできる名前というのは本当に限られてます。
そこに姓名判断の結果まで入れてしまうと、もうどんな名前を付けて良いのかわからなくなってしまいます。
姓名判断の結果が悪かったなど、なにか心に引っ掛かる部分があるときなどは、名付けで何を大切にしたいかを今一度考えてみましょう。
こだわりのポイントを絞っておけば、「姓名判断で最高の結果が出なくても最悪じゃなければそれでよい」とか「そこまで漢字にこだわっていないので、漢字を変えてみる」などの妥協点が出てくるはずです。



4.男の子は男の子向け、女の子は女の子向けの名付けをしましょう

タイトルを見て「そんなの当たり前でしょ」と思われた方もいると思います。
けれども、「女の子に付けたかった名前の候補をどうしても使いたいから」と、多数の人が女の子を連想させる漢字のイメージを男の子につけたり、その逆で漢字は普通なのに響きは別の性別を想像させる名前をつける方がいらっしゃいます。
ただその名前が素晴らしいと思って付けたのならば良いのですが、こういった「本当は女(男)が良かった」というネガティブな感情が名前に出てしまうと、子供はそれを読み取り「自分の性別が逆だった方が良かったんだ」と自分の性別を否定してしまいます。

愛情よりもネガティブな感情が勝ると、その名前を付けることによってのデメリットが確実に子供に降りかかります。
性別のことだけではなく、ネガティブな感情は名前に込めないようにしましょう。

もちろん男女共に使われている名前を使うことは全く問題ないです。

 

5.親がかなえられなかった夢への願いや容姿への願いを込めすぎると、子供のプレッシャーになります

良く「名前負け」なんて言葉を聞きます。
すごく美麗な名前がついているのに本人はファニーフェイスだったり、スポーツ界のスターや偉人の名前や神様の名前がついているのに物静かで目立たない子だったり。
ファニーフェイスや目立たないというのは決して悪いことではありません。むしろそれがその本人の個性です。
けれども子供は「名前負けしている」と言われるたびに「親の望むような子になれなかった」と思い、自分の個性を否定してしまいます。

「親の愛情」を名前に詰め込むのは素敵なことです。けれども「親の願い」を詰め込みすぎてしまうのは子供のプレッシャーになり危険だということを念頭に置いておきましょう。

 

6.産まれた後に慌てないように、候補はいくつか挙げておきましょう

今は産む前に男の子か女の子かの性別を確かめたり出来ますし、4Dなどで顔を見ることも出来ますので、産まれる前に名前を決めてしまう人も多いですよね。
ですが、意外と産まれて顔を見てから「あれ? なんだかこの子と名前のイメージが違う……」なんて思うこともありますし、偶然TVで見たニュースで犯罪者と名前が丸被りになってしまって、他の名を付けたくなったなどの可能性もあります。
名前の候補を「絶対にコレしかない!」と決めつけるのは、名前を変える必要性が出てきたときにとても危険です。
一番つけたい名前の他にいくつか候補は出しておき、何かあった時には他の名前も検討できるようにしましょう。

 

7.命名する前に紙に名前を書いてみて、画数が多すぎないかなどの最終チェックをしましょう!

名前が決まって市役所に行く前に、自分達が付けた名前を紙に書いてみましょう。
名前というのは人生様々なシチュエーションで「書く」ということを求められるものです。

この時に大事なのは、漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、縦書き、横書きなど、いろいろなバージョンで書いてみることです。
名前だけならば可愛いのに、名字と合わせると漢字の画数が多すぎて見た目がごてごてしてしまったり、ひらがなで書いたら似たような文字が重なって読みづらかったりなど、意外な面が見えてくるものです。
一番つけたかった名前よりも次点候補で上がっていた名前の方がしっくりくることも良くあります。

最終チェックのために「書く」。この作業は忘れないようにしましょう!

いかがでしたでしょうか。
親が名付けに後悔してしまうと、子供も自分の名前に自信が持てなくなってしまいます。
その逆で夫婦が愛情をこめ、考え抜いて付けた名前ならば、子供にもその気持ちは伝わります。
名前は我が子へ一番最初に渡すプレゼントだと言われています。夫婦共に納得の行く素敵なプレゼントが出来ることを願っています。

今回は子供の名付けで後悔しないように気をつけたい7つのポイントをお伝えしました。

まとめ

  1. 名付けで後悔する一番のきっかけは、子供や周囲から否定されたときです。
  2. 夫婦どちらかが反対した名前は付けないのが鉄則! 夫婦喧嘩の元になり、自分の名前を嫌いになってしまいます
  3. 姓名判断は参考程度に。名付けで何が一番譲れないかをしっかりと考えましょう!
  4. 男の子は男の子向けの、女の子は女の子向けの名付けをしましょう
  5. 親がかなえられなかった夢への願いや容姿への願いを込めすぎると、子供のプレッシャーになります
  6. 産まれた後に慌てないように候補はいくつか挙げておきましょう
  7. 命名する前に紙に名前を書いてみて、画数が多すぎないかなどの最終チェックをしましょう!