新しい結婚スタイル!別居婚について考えるべき7つのポイント

 新しい結婚スタイル!別居婚について考えるべき7つのポイント

現在価値観が多用化し、結婚のスタイルも様々です。
別居婚と言うと不仲やパートナーの不貞で別に暮らしているというイメージがありますが、そのようなネガティブな理由だけではなく、
最初から自らのライフスタイルを崩さない別居婚を選ぶカップルも増えてきています。
別居婚というのはどういったものでしょう?
別居を選ぶ際のメリットデメリットなど、別居婚について考えるべき7つのポイントをお話ししたいと思います。



 

 新しい結婚スタイル!別居婚について考えるべき7つのポイント

 

1.別居婚の理由は離婚や不仲だけではなく、ライフスタイルの変化も挙げられる

別居というと、以前はパートナーの浮気等でお互いの気持ちが離れてしまったときにするものでした。
しかし今はそれほど不仲ではなくても、敢えて別居婚を選ぶカップルもいます。
例えば別居婚を選ぶ人にはこんな理由があります。

・ 仕事や地域のコミュニティーなど独身の時のままでいられる
・ 相手が自分のライフスタイルに合わせることなく生活が出来るので、仕事や趣味に没頭できる
・ お互いの時間を尊重できる
・ 両親の介護がやりやすい

遠距離恋愛の様に、離れていてもお互いの時間を大切にして長い付き合いをしているカップルもいます。
生活の時間があまりにも違いすぎると、結婚を機に同居してもどちらかがどちらかの時間に合わせなければいけません。
また、急激な環境の変化にストレスを感じたり、不安になったりすることもあるでしょう。
別居婚を選んでも、一生別居で居なければならないわけではありません。
別居婚は「婚姻関係の形の一つ」としての一つの形になりつつあるのです。

 

2.離婚前提の別居か、復縁を前提にした別居婚か、別居をする理由を考えてみる

別居しても婚姻関係を続ける意味と言うのは何でしょうか?
相手と別れたいけれども経済面や子供の教育など様々な理由で別れないことを選ぶ人もいますし、相手に愛情があるけれども
一度離れてみて冷却期間を置きたいという人もいるでしょう。
どんな理由であれ離婚を選ばないということは、そのパートナーと婚姻関係を結んでいることにメリットがあるからなのです。

婚姻関係を解消するつもりが無くてもお互いのために別居婚を選ぶと言う手だてもあります。
一緒に暮らしているとお互いの事が見えすぎて辛い時や、甘えが出て相手に依存する時もあります。
一度離れてみて、ようやくパートナーにどれだけ助けられたか分かったり、冷静に相手を見つめることが可能になったりすることもあります。
自分たちには今別居が合うのか、それとも同居の方がメリットがあるのか、理由を考えてみましょう。

 

3.経済面で離婚したくないと不安に思っている人にも、別居婚は一つの選択肢になり得る

特に女性でキャリアを持っていない人や仕事のブランクがある人は、離婚したくても経済面で離婚が出来ないと悩んでいる方もいると思います。
子供がいる方は、離婚によって子供の生活環境が変わることや、子供に経済面で我慢を強いなければいけないことなども
離婚に踏み切れない理由のひとつかと思います。

そういうときに「別居婚」を選ぶと、パートナーと上手くいくこともあります。
別居をしているのでパートナーに子育てや家事の協力を期待して裏切られることもないですし、精神的に余裕が出てきます。
悪い面も見ることが無いので、経済面で支えてくれる感謝を持てるかもしれませんし、冷静にお互い愛情があるのか考えることもできます。
離婚を前提にしていても子供や自分が父親や母親なしで暮らしていけるか、離婚が本当に正解なのか見直すきっかけになるでしょう。



4.従来の結婚観に囚われて家庭内別居するより、別居婚の方が良い選択のときもある

一緒にいないと結婚の意味が無い、子供のために父親と母親が揃っていた方が良い……。
別居をしない理由として、上記の考え方を持っている方も多いかと思います。
しかし現在の日本の離婚率は決して低い方ではありません。従来の結婚の方式を忠実に守って、メリットは本当にあるのでしょうか?

もちろん同居にも別居にもメリットはあります。
ただ、あまり従来の結婚観にとらわれ過ぎて、家庭内で毎日ギスギスした空気が流れるのが良い婚姻関係とは思いませんし、
子供の教育上にも悪影響です。

婚姻関係を続けるには相手への情や感謝が必要です。
もし離れることで相手への感謝の気持ちが生まれるならば、別居の方が良い選択肢になり得るのです。

 

5.別居は生活費がかかるなどのデメリットも当然考慮しなければならない

当然別居婚にはデメリットもあります。
相手の姿が見えないので不安になることもあるでしょうし、ライフプランや子供の進路など、様々な事項を話し合う時間も取れません。
妊娠中に女性が男性の手助けを得られなかったりするのもデメリットの一つでしょう。

そして一番は生活費がかかります。
家賃・光熱費は2か所分になりますし、家事が手抜きになって食費がかさみます。
週末婚のようにお互いの休みの日に会うならば、交通費もかかります。

何事にもデメリットがあることを考慮しなければなりません。
デメリットを考慮に入れても別居の方にメリットを感じることができるのならば、別居婚の選択になると思います。

 

6.お互いを信頼することが別居婚を長く続けるコツ

物理的な距離が離れて、会える時間が少なくなるということは、お互いを繋ぐ労力を使わなければいけないということです。
相手に無関心でいたり、同居しているときよりも不安になってしまっては、婚姻関係を結ぶ意味がありません。
それならば離婚した方が良いということになってしまいます。

お互いを信頼し、同居をしているときよりも相手の声に耳を傾けることが、別居婚を上手く続けるコツです。
意味があって離れていても婚姻関係を結んでいるのですから、相手が自分のパートナーだということを忘れないようにしましょう。

 

7.別居婚に大切なのは周囲の理解。夫婦間でしっかり話し合い決めたことだと言えるようにしましょう。

「別居婚って、結婚している意味があるの?」
「別居するんだったら離婚してしまえばいいのに」
など、別居婚に関しては周囲、特に双方両親の理解を得づらいものです。

こまとめういう時に周りの言葉に流されてしまったりするのであれば、別居をする意味がありません。
そのためには夫婦間で話し合いを持ち、自分たちが何のために別居をするのかお互い納得の上で行動に移しましょう。
自分たちが選択した道であれば、周囲に別居でも婚姻関係を続ける理由があることを説明できる状態になれるでしょう。

 

別居婚はマイナスなイメージもありますが、夫婦にとってお互いにそれが良い選択となるのであれば、それも結婚の形の一つです。
選択肢が広がるというのは様々な道が選べるということです。どれが自分たちに合うスタイルか考え、可能性を広げましょう。

まとめ

  1. 別居婚の理由は離婚や不仲だけではなく、ライフスタイルの変化も挙げられ
  2. 離婚前提の別居か、復縁を前提にした別居婚か、別居をする理由を考えてみる
  3. 経済面で離婚したくないと不安に思っている人にも、別居婚は一つの選択肢になり得る
  4. 従来の結婚観に囚われて家庭内別居するより、別居婚の方が良い選択のときもある
  5. 別居は生活費がかかるなどのデメリットも当然考慮しなければならない
  6. お互いを信頼することが別居婚を長く続けるコツ
  7. 別居婚に大切なのは周囲の理解。夫婦間でしっかり話し合い決めたことだと言えるようにしましょう。