自分がない人が自分らしさを見つけて自分を変える7つの方法

自分がない人が自分らしさを見つけて自分を変える7つの方法自分らしく毎日をポシティブに楽しんでいる人は、生き生きしていますよね。
私もそうなりたい……そう願っても、自分がわからない、良いところが見つからない。そんな人も多いと思います。
そもそも「自分らしさ」ってなんでしょう?
今回は自分が無い人が自分らしさを見つけ、そして自分を変えていく7つの方法をお伝えします。



 

自分がない人が自分らしさを見つけて自分を変える7つの方法

 

1.「自分らしさ」ってそもそも何? どんな人が「自分らしい」と思うのか周囲を観察してみましょう。

十人十色なんて四字熟語がありますが、自分の色を例えるならば何色だと思いますか?
自分が無いって思っている人は「無色透明」なんて答えるかもしれませんし、自信がない人は「灰色」とかの暗い色を答えるかもしれません。
自分の色をイメージできない人もいるかもしれません。

周囲で「自分を持っているな」という人を色に例えたら何色ですか?
赤とか青とか鮮明な色かもしれませんし、柔らかいパステルカラーの綺麗な色かもしれません。
それが何色でも、他者の色に染まらない一つのイメージが確立していることが「自分らしさ」です。

こんな人になりたいという憧れのイメージがあるとして、その色に近づこうとしたら、それは「他者の色」に染まることになります。
それは決して自分らしいと言えないのではないでしょうか?
自分らしさと言うのは自分の中にある「自分の色」を明確にすること、そしてそれを受け入れる作業なのです。

 

2.「自分がない」って思っている人は、ただ自分の出し方を知らないだけだということに気づきましょう。

良く「自分がない」なんて言いますが、本当に自分がない人なんているのでしょうか?
やりたいことが見つからない、夢や目標がない、自分が魅力的に思えない、他者の意見にすぐ左右される、自慢できるようなものが何もない……。
それらは自分がないのではなく、自分を見つけていない、もしくは自分を出せていないだけです。

例えば他者の意見にすぐ左右されるというのは、柔軟性があり相手の意見を受け入れる器があるということです。
「自分らしさ」を持っている人は「他者の意見を聞いて自分のものにしている」という感覚なのに対し、
自分がない人は「すぐに人の意見に惑わされて自分の意見がない」という感覚になっているだけです。

人はどうしても「こうありたい」という理想の自分があって、欠点に目をつぶりたくなってしまいます。
でも、欠点を受け入れ、それを上手に表に出せることこそが、「自分らしさ」ということです。

 

3.自信を持つということは、理想の自分になることではありません。自分を認めることです。

人として生きる上で、プライドはとても大事なものです。
自分に誇りを持つことこそが、自分を好きになり輝いて生きる原動力になるからです。

ただ、そのプライドは時にやっかいなものとして自分に降りかかります。
プライドを保つために嘘をついたり見栄を張ったり、他人と比べて凹んだり、理想の自分になれなくて挫折したり。

理想の自分があって、それに向かって目標を持って頑張れるならば素晴らしいことです。
けれども、生きているとプライドがずたずたにされて、自分はそうなれないと挫折することも多いです。
理想の自分像が独り歩きして「こんな人になれたら自分に自信が持てるのにな」とばかり考えても、
その理想形に届かない自分のことが嫌いになってしまうだけです。
今ないものはないということを認める強い心を持つこと、そして今あるものを輝かせること、それが「自分に自信を持つ」と言うことです。



4.自分探しは「たくさんのものを天秤にかけること」で見えてくる

その3でも書きましたが、自分が持っていないものを持ってるように見せかけても、それはただの張りぼてになってしまいます。
では「自分がない」人が自分の中に魅力を見つける方法ってどんなものでしょう?

誰にでも「自分の過去」はあります。
過去に起きた心に残っている出来事や後悔していることなど、あのときなぜその選択をしたのか考えてみましょう。

例えば誰かに「秘密ね」と言われていたことをしゃべってしまった時。
「秘密にして」と言った人との関係と、話した人との関係。
約束の重要さとその場のノリや空気。
つきつめて考えると、その行動をした瞬間に、人は様々なものを天秤にかけて自分で取捨選択しているのです。

様々なシーンで自分はどんな選択をしたのか。またどんな選択をするのか。
その傾向を見つめ直すと自分が何を基準にして選ぶことが多いのかが見えてきます。
「人に嫌われるのが怖い」というのが行動の根幹だったとしたら、その考えを軸にして行動してみてください。
次の天秤が出てきたときに「自分はこう考えるから」と選べるようになると、自分の中のブレがなくなってきます。

 

5.「人に好かれること」が「自分らしさ」ですか? 人間嫌いでも自分らしくあることは可能です。

人間嫌いだと、自分は人に好かれない・社会に適合できない・人から必要とされないなど、自分にマイナスなイメージを持ってしまいがちです。
でも、たくさんの人に好かれるような人ばかりだったら、皆同じ人間になってしまいます。

食べ物で例えれば、誰もがハンバーグやカレーである必要はありません。
珍味みたいに万人に好かれなくても需要のあるものはいくらでもあります。
そしてカレーみたいなものでも嫌いって人はいるんです。

人に好かれたいと言う願望が強い人は、小さいころから自分が無理してまでもたくさんの人と付き合い、処世術を学んでいます。
処世術を今持っていない人は、どこかで「一部だけでも理解してくれる人がいれば良い」「自分を殺してまで万人に好かれなくても良い」
という気持ちを心のどこかで持っていたからこそ、今の自分があるのです。
もし自分がカレーではないと思うのならば、無理やりカレーになる必要はありません。色んな人がいるからこそそれぞれの色が際立つのです。

 

6.情緒不安定は自分探しにつきもの。慌てずに自分のペースをつかみましょう。

自分を探していると、嫌な部分も見つめ直すために情緒不安定になるときがあります。
自分が分からなくなったり、自分の器の小ささにむなしくなったり、「やっぱり私には自分を見つけることは無理なのかな」と思うことだってあります。
そんな風に不安定になってしまう弱い自分も嫌いになってしまったら、余計に情緒が不安になってしまいます。
今すぐに答えを出す必要はないですし、ゆっくりと自分の色を決めていく方法もあります。
自分のペースを大事にすることも、自分探しを成功させ、自分を好きになる方法の一つです。

 

7.自分を変える方法は自分の魅力に気づくこと。ただそれだけです。

自分の嫌な部分も含めて自分がどんな人間かわかってきたら、後は自分の魅力に気づくだけです。
「『だけ』って簡単に言うけれども、これが難しいんだよ」と思うかもしれません。
でも、実は本当の自分を見つけるまでが難しいのであって、本当の自分を見つけて認めることが出来たら、あとはその器を磨くだけなんです。

自分を良く見せたいために自分自身でその器の形を隠したり、器の形が見えなかったりするから、磨き方を間違えてしまったり
中に入れる物を間違えてしまったりするのであって、自分の器がどんな形かが分かれば、自然と受け入れられるものとそうでないものや
その磨き方が分かってきます。
器は自分の理想とはほど遠い形のものかもしれません。
理想の形にはなれないけれども、これからちょっとずつ色や形を付けながら自分の好みに作り上げていくことは出来ます。
自分で作り上げ、丁寧に扱っていくうちに自分が好きになってきます。
自分に愛着が湧くと行動や表情などの表面が魅力的なものに変化していくのです。

いかがでしたでしょうか?
自分のペースで、自分を大切に。その感覚さえつかめれば「自分らしさ」は生まれてきます。
すぐに結果は出ないかもしれませんが、ちょっとずつ自分と言うものを掴んでいってください。

 

まとめ

  1. 「自分らしさ」ってそもそも何? どんな人が「自分らしい」と思うのか周囲を観察してみましょう。
  2. 「自分がない」って思っている人は、ただ自分の出し方を知らないだけだということに気づきましょう。
  3. 自信を持つということは、理想の自分になることではありません。自分を認めることです。
  4. 自分探しは「たくさんのものを天秤にかけること」で見えてくる
  5. 「人に好かれること」が「自分らしさ」ですか? 人間嫌いでも自分らしくあることは可能です。
  6. 情緒不安定は自分探しにつきもの。慌てずに自分のペースをつかみましょう。
  7. 自分を変える方法は自分の魅力に気づくこと。ただそれだけです。