まぶたのできものが気になっているときの7つの対処方

まぶたのできものが気になっているときの7つの対処方

Photo by Flickrクリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 https://www.flickr.com/photos/cnon/5698746966/

朝起きて、「まぶたに何かできものができたみたい・・・。」なんて発見した日には、それはもう憂鬱この上ないですよね。

まぶたの皮膚は薄いので、様々な理由で腫れたり、感染症などの異常が起きたりすることがあります。これは疲労などで抵抗力が落ちている場合などに、発症しやすくなるのです。

まぶたのできもので代表的なものには二つあります。



 

まず、まつ毛の生え際のマイボーム腺というところに雑菌が感染して、赤く腫れるものを「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」(一般的には「ものもらい」)と言い、痛みを伴うことがほとんどです。

目が充血して、ゴロゴロする症状などが出てくることもあります。これは多くの場合、抗生物質を使用して治療しますが、針を刺して膿を抜く場合もあります。

 

次に「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」ですが、こちらはマイボーム腺に脂肪がつまり、白いできものができたり、腫れたりするのが特徴です。

これだけであれば、痛みは伴いませんが、細菌に感染すると、化膿して痛みを伴います。まぶたを触るとゴロゴロした感触がありますが、自然にまぶたに吸収されることもあります。

しかし、長く放置され悪化すると硬くなり、なかなか吸収されなくなってしまいます。大きくなった場合には、切開して摘出することもありますので注意が必要です。

 

症状が軽い場合は、眼科で目薬や眼軟膏、抗生物質を使って治療します。症状がひどく、なかなか治らない場合は、手術をして切除する場合もありますので、甘く見てはいけません。

何度も繰り返す場合は、漢方薬で体質改善をすることもあります。まずは眼科に相談してみましょう。

では、これから普段から自分でできる対処法や予防法をご紹介しますので、一緒にみていきましょう。

 

まぶたのできものが気になっているときの7つの対処方

 

 

1.手指や体はよく洗い、常に清潔にしておく

手や体は普段から清潔に保つように心がけましょう。特に目に違和感があると、手で無意識に触りがちになります。不潔にしていると、触ったところから雑菌が侵入し、症状を悪化させる原因となりますので、こまめにハンドソープやスプレーなどで殺菌、消毒をするよう、心がけましょう。この際、手を拭くタオルやハンカチも、清潔なものを使用するようにしてください。

 

2.目やまぶたを触らないようにする

炎症が広がり、症状を悪化させる原因となるので、目やまぶたをこすったり、押したりしていじらないようにしましょう。痛みがあったり、ゴロゴロしたり、かゆみなどを伴う場合は、つい触りたくなりますが、そこはぐっとがまん。医師の指示に従って、適宜、目薬や眼軟膏で対処するようにしてください。

 

3.体を温め、血行を促進するようにする

薬を使用している際は、血液の循環を良くした方が効果的です。シャワーなどで済ませないで、きちんとお風呂につかるなどして、体を十分温めるようにしましょう。

さらに普段からの予防法としては、蒸しタオルなどでまぶたを温めて、マッサージをするなどの方法もあります。この際、蒸しタオルは十分清潔なものを使用するようにしてください。

こうすることによって体やまぶたを温めて、マイボーム腺になるべく脂肪がたまらないようにして、普段から病気の発症を未然に防ぐようにしましょう。



 

4.食生活を見直し、改善するようにする

実は普段からの食生活が、できものの発症に深く関わっていることをご存じでしょうか?これは偏食などで栄養障害に陥っていたり、お酒、甘いもの、辛いものなどの刺激のある嗜好品を好んで摂取していたりすることによって、病気の発症を促進してしまうことが、理由のひとつにあるからなのです。

栄養バランスに気を付けた献立を考え、症状の悪化を防ぎ、普段から病気を予防するように心がけましょう。

 

5.女性の場合は、お化粧の方法に注意する

まぶたにできものができてしまうと、症状を悪化させないために、お化粧も控えなくてはならない場合もあります。ノーメイクで外出なんて、女性にとっては悩ましい問題ですよね。

まずはこうならないためにも、普段からマイボーム腺の上にアイメイクをすることは避けましょう。そしてアイメイクの際、化粧が目に入らないようにしたりするよう、気をつけましょう。

普段からアイメイクこってりの方は、特に注意するようにしてくださいね。

 

6.コンタクトレンズの使用はなるべく控える

コンタクトレンズを普段使用している方は、装着をなるべく必要最低限にして、雑菌の侵入を防いだり、目への負担を軽くしたりするようにしてください。

コンタクトを外した際は、丁寧に洗浄し、雑菌がつかないよう清潔に管理することが大事です。

 

7.普段の生活を見直し、規則的な生活を心がける

自然治癒力を高めるため、早寝早起きなど、規則的な生活を心がけましょう。やはり寝不足や疲労で抵抗力が落ちているときなどは、病気に感染しやすくなります。体力や抵抗力をつけるために、定期的な運動なども生活に取り入れてみましょう。

だらだらした不規則な生活は見直し、健康的で快適な生活を送るよう、心がけてください。

 

いかがでしたか?こうして普段から、ちょっとした工夫や努力をして対処することによって、あなた自身でもまぶたのできものの発症を未然に防いだり、症状の悪化を防いだりすることができます。

とはいえ、なにかできものを見つけた場合、悪性腫瘍の可能性も否定できませんので、自己判断は禁物です。まずは眼科を受診して、専門の医師に相談するようにしましょう。

 

まとめ

<

ol>

  • 手指や体はよく洗い、常に清潔にしておく
  • 眼やまぶたを触らないようにする
  • 体を温め、血行を促進するようにする
  • 食生活を見直し、改善するようにする
  • 女性の場合は、お化粧の方法に注意する
  • コンタクトレンズの使用はなるべく控える
  • 普段の生活を見直し、規則的な生活を心がける