加齢臭が気になる方へ
加齢臭とはその文字通り、年齢を重ねるとでてくる臭いで、40歳を過ぎたあたりから発生すると言われています。加齢臭は「オヤジの臭い」と言われたりするので男性からしか臭わないと思われがちですが、女性からも発生するものなのです。
知らないうちに自分も臭っているかも?
本記事では加齢臭の原因を知り、加齢臭をなくすための対策をお届けします。
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■加齢臭の原因
そもそも加齢臭の原因とは何でしょう?加齢臭と言う言葉が世に出だしたのは10数年前のこと。ある化粧品会社の研究により、加齢とともに発生する臭いの原因である「ノネナール」が発見されました。
人間の皮膚にある無数の毛穴の中には皮脂腺があり、その皮脂腺から分泌される皮脂によって、皮膚の潤いを保ったり、細菌の侵入を防いだりしています。皮脂には大切な働きがあるのですが、年齢を重ねると共に、この皮脂の中に若い人にはほとんどない脂肪酸が増加して、加齢臭の原因となってしまいます。また、体を酸化させる活性酸素も加齢臭の原因と言われています。加齢と共にその活性酸素を抑える力が弱まるので、過酸化脂質が増えてしまいます。つまり、若い人に比べて、皮脂の酸化が進みやすいのです。このようにして加齢臭の原因である「ノネナール」がつくられてしまいます。
男性の場合、30代後半からノネナールが発生し、40代~50代の皮脂分泌が促す男性ホルモンの活動が活発になる時期に加齢臭が強くなってきます。男性の皮脂量は女性の3倍とも言われているので、その分加齢臭も発生すると言われています。女性の場合は、閉経後、女性ホルモンの分泌が減る60歳頃から発生するようです。また、若い人でも、ストレスや不摂生が原因で、加齢臭が発生することもあると言われています。年齢を重ねることで加齢臭が発生するのは、ヒトの体の性質上避けられないことです。しかし、加齢臭は生活習慣や食生活を改善することである程度抑えることができます。加齢臭が気になったら、まずは自分の生活習慣を見直してみましょう。
前述したように、加齢臭は生活習慣や食生活である程度おさえることができます。もしかしたら臭っているのかも?と不安になる前に、普段から少しずつ心がけていくことで加齢臭を抑えるようにしていきましょう。以下に加齢臭対策の方法をまとめてみました。
加齢臭の原因を突き止めて加齢臭をなくす8つの方法
1.食生活の改善を試みよう
偏食や不摂生が原因で皮脂腺に脂肪分が増えていき、それが加齢臭の原因である脂肪酸となります。特に肉類などの動物性脂肪の過剰摂取は、脂肪酸の分泌を増やしてしまいます。
肉類中心の食事は、動物性脂肪を多く摂取するので、皮脂腺が活発化し、汗の臭いなどもきつくなります。肉類中心の欧米化した食生活は加齢臭ばかりでなく、体臭も強くしてしまうのです。
加齢臭を体内から抑えるためにも、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、魚介類、緑黄色野菜、豆類などを多く摂取し、酸化を防ぎましょう。
日本食は抗酸化作用のある食品が多く、大豆を使ったみそや豆腐、梅干しや玄米なども抗酸化効果があります。肉類中心の食生活を改め、魚介や野菜中心の日本食に切り替えてみましょう。
2.腸内環境の改善を試みよう
前述のように食生活の改善により、脂肪酸を減らすことも加齢臭対策となりますが、腸内環境を整えることで加齢臭を抑えることもできます。腸内環境を整えるために、食物繊維を多く含む野菜をたっぷりと食べましょう。
腸内環境が悪化し悪玉菌が増えると、腸の中で消化されないたんぱく質やアミノ酸が分解され、悪臭の強い腐敗物になります。これらが腸管から吸収されて血液内に入り、体臭の原因になってしまいます。
3.緑茶でカテキンを摂取
緑茶にはカテキンという渋み成分が含まれていることは知っていますよね。カテキンは殺菌作用が強く、食後に緑茶を飲むことで、口の中で発生する雑菌の繁殖を防ぎ、口臭の予防にもなります。
また、活性酸素を抑える抗酸化作用もあるとされています。食生活を改善しながら、食後は緑茶で抗菌、抗酸化を促していきましょう。
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4.ストレスをためない
ストレスを感じると体内の活性酸素が増加します。そうすると皮脂の酸化も進みやすくなるので、過酸化脂質が増えて加齢臭の原因であるノネナールも発生しやすくなってしまいます。ストレスをためない。もしくは、適度なストレス発散を心がけることが、加齢臭緩和にもつながっていきます。
5.適度な運動をしよう
現代では、暑い夏でもエアコンが快適な温度を保ってくれるため、昔に比べたら日常生活で汗をかくことが減ってきてしまっています。普段からあまり汗をかかない生活を続けていると、汗腺に老廃物などの不純物がたまりやすくなり、それが体臭の原因にもなってしまいます。普段から適度な運動で汗をかき、汗腺につまった老廃物を汗と共に流すようにしましょう。適度な運動をすることでストレス発散にもなりますよね。
6.湯船につかる
毎日入浴する人は多いと思いますが、シャワーだけで済ます人も多いのではないでしょうか。加齢臭や体臭を予防するにはシャワーだけでなく、湯船にゆっくりとつかり、毛穴を開いて汗腺の老廃物を落としやすくすることも大切です。適度な運動で汗をかくことも必要ですが、温かいお湯につかることで肌を清潔に保つようしましょう。
7.柿渋タンニン
緑茶に含まれるカテキンが抗菌、抗酸化作用があるとご紹介しましたが、渋柿に含まれるタンニンという成分も強い殺菌作用があります。最近では加齢臭対策としてタンニンの含まれる石鹸なども販売されていますね。
タンニンの成分が入っている石鹸で肌を洗う事によって、普通の石鹸では洗い流せない加齢臭の原因であるノネナールも除去できるそうです。
ノネナールが発生しやすい場所は、首や頭の周りや胸元、脇のあたりと言われていますので、それらの部分を念入りにタンニン石鹸で洗い流せば、加齢臭の発生を抑えられます。
8. ボディーソープを変えてみる
加齢臭はボディーソープを変えるだけで変化が感じられます。しっかり殺菌出来保湿効果も高いモノが好ましいです。自分にあっていないボディーソープを使っているかもしれない時は一度変えてみて様子を見てみましょう。
あとがき
いかがでしたか?加齢臭や体臭は他人事ではありません。社会生活を営むには、エチケットとしても臭い対策は必要ですよね。気になったらすぐに実践してみましょう。
以上「加齢臭の原因を突き止めて加齢臭をなくす8つの対策」をお届けしました。最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
- 食生活の改善
- 腸内環境の改善
- 緑茶でカテキンを摂取
- ストレスをためない
- 適度な運動
- 湯船につかる
- 柿渋タンニン
- ボディーソープを変えてみる
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