手汗がすごい人の原因と7つの対処方法

手汗がすごい人の原因と7つの対処方法Photo By 写真AC

 

手は人間の体でもっとも他人に触れる部分です。手汗が出ていると、気になって恋人と手もつなげなかったり、握手が怖くなったりしてストレスが溜まりますよね。手汗に悩んでいる方のために、手汗がすごい人の原因と対処方法をお届けいたします。



 

手汗がすごい人の原因と7つの対処方法

 

1.手汗の原因には「ストレス」が挙げられます。まずは悪循環を断ち切りましょう

手汗はどうして出るのでしょう?
汗は交感神経のみで調整されています。必要以上に交感神経が働きすぎると多汗症になるのです。

交感神経が働きすぎる原因はさまざまなものが挙げられます。
例えば更年期障害や自律神経失調症などの病気の症状のひとつとして現れることもありますし、運動不足や肥満などが原因の場合もありますし、ストレスなどの心理的要因の場合もあります。

一番やっかいなのは、手汗が出てくるのを気にしてしまい、ストレスで余計に手汗が出てしまうという悪循環です。
手汗はアポクリン腺からでる脇汗などと質が違って、エクリン腺から出る汗です。何日も手を洗わずに放っておくようなことをしない限りは、汗がにおうことはありません。
臭わない汗なので、人に触れるとき以外は気にしすぎないことが大切です。
最初は一時的に汗を抑えて手汗によるストレスを軽減し、徐々に手汗の原因の根本的解消をおこないましょう。

 

2.まずは一時的に手汗を抑える方法を覚えておくと安心です

ビジネスで名刺を出す場面や握手をする場面など、その時間だけでも手汗が少なくなればストレスは軽減されますよね。
一時的に手汗を抑える方法をいくつか頭に入れておいて、いざと言う時に使えるようにしましょう。

  • 【制汗剤】 さっとハンカチで汗を拭いてからスプレーするだけで一時的に汗は引きます。
  • 【首を冷やす】 汗はリンパ節を冷やすことで止まるとされています。脇の下なども効果的です。
  • 【ツボを押す】 労宮という、手を握りしめた時に中指の先端が当たるところのツボを5秒ほど揉むと、一時的に手汗を抑えることができます。
  • 【スポーツドリンクを飲む】 水分を取る時にスポーツドリンクを飲むと、血液中の塩分濃度が高くなり、浸透圧の関係で汗をかきにくくなります。

 

3.脇汗にも効果のある塩化アルミニウム液やミョウバン水を継続使用してみましょう。

ネットで「手汗」と調べると出てくるのがこの「塩化アルミニウム液」です。
塩化アルミニウム液は、手汗を含む多汗症の人によく使われる成分です。汗腺に蓋をして物理的に汗を抑えるので、腋などの臭いを伴う汗にも効果があります。
皮膚科の処方や薬局での購入が可能です。
人によってはかゆみ・かぶれ・湿疹などが起こる場合もありますので、肌が弱い方は皮膚科に相談しましょう。

ミョウバン水は殺菌作用や制汗作用があります。基本のミョウバン水(水1.5Lに対してミョウバン50g)を20〜50倍に薄めたものを手に塗ります。
こちらは塩化アルミニウムよりは手荒れは少ないですが、それでも手荒れがないわけではありません。

これらは評判通り効果は期待できますが、もちろん個人差があります。
そして、根本的な治療をするものではなく、汗を抑えるだけですので、継続的な利用が必要です。
ミョウバン水などで汗を抑えつつ、並行して根本的な対策が必要となります。

 



 

4.手汗が多い人は運動不足の人が多いです! 外に出て自律神経を整えましょう。

多汗症の人の中には継続的な運動をしていない人が多いです。
運動不足は自律神経が乱れやすくなり、多汗だけではなく体調の変化や肥満の原因にもなります。
継続的に体を動かし、運動不足を解消することが必要です。

かといって今まで運動をしていない人がいきなり継続して運動をおこなえるかというと難しいところがあります。
そういう方は、できる限り室内ではなく外に出るというだけでも違います。
自律神経は空調設備の整った部屋にいると乱れてきます。太陽の光を浴び、暑いときには汗をかき、寒い時には外で軽く体を動かすだけでも効果てきめんです!

 

5.外側からの治療だけではなく、生活習慣を整える長期的対策も必要です。

手汗だけではなく、多汗は食事や生活習慣を整えると症状が和らぎます。
体を冷やす効果のある夏野菜などを積極的に摂り、大豆や葛の根などのイソフラボンを多く含む食材を選ぶと効果があります。
辛い物は交感神経を活発にさせ、汗が出やすくなるので避けて、油ものやジャンクフードも避けましょう。
睡眠不足も自律神経を乱す原因となるので、生活リズムを整えることも大事です。

 

6.ボトックス注射や手術など、病院で治療をする方法もあります。

さまざまな対策をしても効果が得られない場合、病院で治療をするという方法もあります。
漢方などの処方や手術など、汗に対しての治療法はいくつかあります。

ボトックス注射は汗をだす汗腺の機能を低下させる注射です。治療は10分程度で終わるので手軽ですが、数か月に一度継続的に注射を打つ必要があります。
汗を出す交感神経を切る手術もあります。手汗は劇的に解消されますが、他の部位の汗の量が増えるなどの副作用が出ることもあるそうです。
それぞれにメリットデメリットがあるので、医師と相談して自分に合う方法を選びましょう。

 

7.自分でリラックスできるようになれば、手汗はコントロールできます。

過度の緊張やストレスがたまった状態の時、人間は過度に交感神経が働いてしまいます。
緊張で手汗が出てしまう場合、意識してリラックスができれば手汗は減っていきます。

人間は意識的にコントロールできる自律神経が一つだけあります。それは「呼吸」です。
ゆっくり大きく深呼吸をすると、副交感神経の働きを正常にし、交感神経が働きすぎるのを抑えることができます!
結果汗が出にくくなるのです。

最初は自分でなかなかコントロールできないかもしれませんが、何度もやっているうちに少しずつコントロールできていくようになるでしょう。

 
いかがでしたでしょうか?
自分の生活スタイルにあった方法を見つけ、ストレスフリーで手汗を解消しましょう♪

今回は手汗がすごい人の原因と7つの対処方法をお伝えしました。最後までお読みいただきあがとうございます。

 

まとめ

  1. 手汗の原因には「ストレス」が挙げられます。まずは悪循環を断ち切りましょう
  2. まずは一時的に手汗を抑える方法を覚えておくと安心です
  3. 脇汗にも効果のある塩化アルミニウム液やミョウバン水を継続使用してみましょう。
  4. 手汗が多い人は運動不足の人が多いです! 外に出て自律神経を整えましょう。
  5. 外側からの治療だけではなく、生活習慣を整える長期的対策も必要です。
  6. ボトックス注射や手術など、病院で治療をする方法もあります。
  7. 自分でリラックスできるようになれば、手汗はコントロールできます。