耳鳴りがキーンとする原因と7つの改善方法

耳鳴りがキーンとする原因と7つの改善方法突如聞こえる「キーン」という不快な音。慢性的な耳鳴りに悩んでいる人は、日本の人口の10~15%(約10人に1人)もいると言われています。耳鳴りはとても不快でイライラしたり、落ち込んだりと気分的にも害をなす事がありますので、出来れば早急に治したいものですね。
また、耳鳴りは放置すると大きな病気になる場合もあるので、まずは医師の診察をオススメしますが、それ意外にも自分で試せる改善方法もあります。
今回は耳鳴りの原因や症例と共に、いくつかの改善方法をご紹介します。



 

耳鳴りがキーンとする原因と7つの改善方法

 

1.まずは自分の耳鳴りの音のタイプを知る

耳鳴りは他人から見てわかる症状ではないので、どういう状況かを伝えるのが難しいものです。まずは自分に聞こえている音のタイプを知り、それに合った改善方法を試してみましょう。よくある事例を一部ご紹介します。
【1】 キーンという高い音
これは加齢による聴力の低下や、自律神経の乱れ、ストレス等でも一時的に聞こえる事がある一番例の多い耳鳴りです。
【2】 ジーという蝉の鳴き声のような音
これは片耳の聴力が急に低下する、突発性難聴という病気の前触れの可能性があります。
【3】 ボーという低い音
これは目眩も併発する、メニエール病、もしくは低音が聞こえにくくなる低音難聴という病気の前触れの可能性があります。
勿論これら全てが当てはまるとは言い切れませんが、まずは自分の耳鳴りの聞こえ方がどのようなものかをしっかり確認してみましょう。

 

2.耳鳴りとめまいなどを併発する場合は病院へ

耳鳴りだけの場合は、自宅での改善方法が効果的な場合もあります。しかしそこにめまいや他の不調を併発している場合には、必ず専門医を受診しましょう。
大きな病気の場合は早期治療が重要ですし、薬による医学療法でしか症状を改善出来ないといった例もあります。

 

3.耳鳴りの頭痛と神経・筋肉の緊張をほぐす温感療法

耳鳴りの原因のひとつに、冷えから来る神経の緊張があります。これを緩和してあげる事によって耳鳴りの症状が改善される場合があります。
やり方はとても簡単です。まず熱い蒸しタオルを作ります。蒸しタオルは濡らしたタオルをレンジで温めたり、熱湯にタオルをつけて作成出来ます。(※熱湯を扱う場合は、ゴム手袋などで火傷対策をして下さい)
温かいタオルができたら、それを首の後から横、耳の前後ろを中心にゆっくりとあてていきます。
じんわりと身体の中に熱が伝わるのを感じながら、リラックスして行いましょう。
また、入浴時に42度程の熱めのシャワーを首周りにかけて温める方法も効果的です。



4.肩こり、眼精疲労を緩和する耳鳴りのツボマッサージ

身体の筋肉に不調がでると、そこから神経を圧迫してしまう場合もあります。耳鳴りと同時に、身体の重さやコリが気になる場合は整体などでマッサージを受けてみましょう。
筋肉をほぐすと同時に、姿勢の矯正などが行えると、更に改善に繋がる場合があります。
また、耳鳴り緩和に聞くツボを刺激という改善方法もあります。
ツボ押しもマッサージもプロの手によって行うのが一番効果がありますので、該当する診療所などを探してみましょう。
耳鳴りは身体本体からのストレスが原因で起こる場合も多いので、定期的に身体のメンテナンスをしてあげる事が大切です。

 

5.耳鳴りによる睡眠不足などのストレスを解消する

睡眠不足、ストレスによる自律神経乱れも耳鳴りには深く関係しています。
耳鳴りが気になる時には、まず生活習慣を見なおしてみる事も大切です。自分では思っていなくても、ストレスというのは知らないうちに溜まっている事もあります。
耳鳴りは身体の危険を知らせるサインかもしれないという事を頭に入れ、適切な休息を取るようにしましょう。
また、風邪による発熱などでも耳鳴りにが起こる事もありますので、慢性的にならないよう体調管理を心がけましょう。

 

6.他の音を利用する

耳鳴りはずっと付きまとうものなので、常に気になりますます耳鳴りが聞こえるようになるという悪循環に陥る可能性があります。
耳鳴りは精神的な疲労が原因で起こる場合もありますので、こういった場合はまず「気にしない」事が大切です。とはいえ、聞こえてきて気にしないというのは難しいので、テレビの音や音楽、ラジオなど、他の音を常に耳に届けるようにしましょう。ただ流すだけが目的の場合には、音量は小音が好ましいです。(大音量は、余計に耳の神経を刺激してしまい、その後に音が残って耳鳴りになる可能性があります)
耳鳴りは音のない静かな環境で起きやすいものなので、そこに他の音があったほうが気になりにくくなります。同時に音楽の場合は聞く事がリラックス効果にも繋がります。
気を紛らわすと共に、耳鳴りの為に尖ってしまっていた神経も休めてあげて下さい。

 

7.漢方薬も有効

これまでの項目でも何度かお話したように、自律神経の乱れが耳鳴りに関連している場合が多くあります。自律神経の乱れは、原因が大きな病気でない場合には明確な治療方法が確率されていません。その為、漢方などを用いて体質改善を試みてみる例も多数あります。
めまい耳鳴りについても、病院にて検査で大きな異変が見つからない場合には医師が漢方薬を処方する事もあります。
ただし、ネット上では漢方と偽って適当な商品を扱う悪徳業者も存在します。
漢方も薬の一種ですので、試す時には医師に相談、もしくは専門に扱う薬局等を訪れ、知識のある人からしっかり話を聞いた上で購入しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
外部から見ただけではわかりにくい耳鳴りの症状。それゆえ1人で悩んでしまう方も多くいますが、そういった閉塞感もストレスとなり、耳鳴りを悪化させる原因になります。
耳鳴りには、試せる改善方法が多数ありますので、まずは専門家の意見も聞きながら、同時に自分でも試せる方法を試みてみる事をオススメします。

耳鳴りがキーンとする原因と7つの改善方法

  1. まずは自分の耳鳴りの音のタイプを知る
  2. 耳鳴りと、めまいなどを併発する場合は病院へ
  3. 耳鳴りの頭痛、神経・筋肉の緊張をほぐす温感療法
  4. 肩こり、眼精疲労を緩和する耳鳴りのツボマッサージ
  5. 耳鳴りによる睡眠不足などのストレスを解消する
  6. 他の音を利用する
  7. 漢方薬も有効