失恋で死にたい時に考えなければいけない6つのポイント

失恋で死にたい時に考えなければいけない6つのポイント

死にたいほどつらい失恋、経験したことありますか?
いつかは新しい出会いがあると頭では思っても、それがいつ来るのか見えなくて、心がついていかなくて、死にたくなる衝動に駆られてしまうことってありますよね。
失恋を乗り越えられそうにない時、考えたい6つのポイントを今回お届けします。



失恋で死にたい時に考えなければいけない6つのポイント

 

1.死にたいと思うのは、苦しいからです。苦しみは生きることで解放されます。

人が「死にたい」と思うのはどんなときでしょう?
人生が上手く行っていて生きることが楽しければ、誰も死にたいなんて思わないはずです。
本当は死にたいんじゃなくて、充実した生を求める人ほど、それが得られないと苦しくなり、死んだ方が良いと考えてしまうのです。

失恋で何故死にたくなるようなことが起こるのでしょう?
失恋の原因によって理由は様々ですが、根本的に一緒なのは「失ったものは戻ってこない・取り返しがつかないことをしてしまった」と思っているからではないでしょうか。
死んで楽になるかは誰にもわかりませんし、死んだら確実に失ったものはそのままです。けれども、心理学的には、心の傷は原因が分かることで8割は解消することが証明されています。
楽になるには生きて、自分の心の傷と向き合い、そして「失ったもの」を取り戻す方法でしか解消されないのです。

 

2.失恋の哀しみを溜めこみ過ぎていませんか? 溜めこんだものは外に出すことが必要です。

社会人になると失恋くらいで会社を休めませんし、仕事をしなければ生きていけません。
友人と飲みに行っても答えは出ないし、大泣きして翌日眼を晴らしたまま出社するわけにはいかないと思うと、哀しみを表面に出せなくなります。

しかし、「大人でいなければいけない」と、心の中に哀しみを溜めこみすぎるとだんだんと鬱状態になり、「死にたい」という気持ちが増してきます。
例え「みっともない」と思っても、人と会って自分の心の膿を話すことは自分の気持ちの整理をつけるためにも必要なことですし、「泣く」「叫ぶ」などの行為はストレス解消のために大切な行為です。

方法はどんな方法でもかまいません。
一人で悲しい映画を見て泣きまくるのもアリですし、友達と飲みに行って管を巻いたりするのも、カウンセリングを受けたりするのもアリですし、ノートに恨み事を書くなんていうのも良いでしょう。
哀しみを外に出して行くと、少しずつ冷静に「原因」を探ることが出来る状態になってくるはずです。

 

3.自分が別れたくない理由と、相手が別れる理由を受け入れる作業が大切です。

死にたいと思ってしまうほどの精神状態の人に「冷静に考えろ」と言うのは酷なことです。
しかし、死にたいと思ってしまう根本的な原因は「別れたくない理由」や「相手が別れる理由」の中にあるはずです。
自分を見つめ直す時間と言うのもとても大切なことです。

別れを告げる理由は人によってさまざまだと思いますが、あなたはその理由を受け入れられていますか?
もし何か受け入れられないことがあったならば、もう一度相手の言ったことを一つ一つ思い出してみましょう。
あなたが自分のことを分かって欲しいと思うと同時に、相手も同じことを思っています。そのどちらかのバランスが崩れたからこそ別れがやってきたのです。
相手がどんな気持ちで別れを告げたのか、冷静に見直してみることはとても大事な作業です。

そして、あなた自身が「別れたくない」と思ってしまう理由は何でしょう?
相手が良い人だったからですか? 好きな気持ちが抑えられないからですか? それとも自分が必要のない人間だと思ってしまうからですか?
様々なことを思い起こして、相手の何が「別れたくない」という気持ちにさせるのかを見直してみると、意外と自分の中に傷を癒す活路が見えてくるかもしれません。



4.浮気は許して欲しいと思わない方が後悔の念も消えていきます。

失恋の痛手で苦しんでいる人の中には、自分の浮気が原因で別れた人もいると思います。
浮気はいけないと思いつつ、何故してしまうのでしょう?

浮気した人の理由で「寂しかったから」というのが一番に出てきます。
あなたに寂しい思いをさせたのは相手かもしれません。でもそれは「浮気」ではなく、スポーツや友人との付き合いでも解消してもらうことはできます。
寂しさを「浮気」で埋めようとしたのは他の誰でもなくあなた自身です。

心変わりは人間ですので仕方のないことです。しかし浮気をするということは、自分の寂しさを埋める代償として、誰かを傷つけるということです。
そうして大切な人を傷つけた代償は「別離」です。
「何故許してもらえないんだ」ではなく「許してもらえないことをした」と認め、自分のした罪を受け入れる気持ちになれば、後悔の念も少しずつ消化していきます。

 

5.好きな人を忘れるのではなく、相手が別れたことを後悔するほどの自分になるための力にしましょう。

幾ら失恋が訪れたとはいえ、相手のことを好きでいる気持ちは急に止められません。
死にたいとすら思う自分の強い感情ですし、忘れたくても忘れられないのが当たり前です。

失恋ですべてのものを失った感覚に陥るけれども、恋人に出会う前まではあなたは確実に生きていましたし、恋人が好きになってくれるくらい魅力的な人間だったわけです。
失恋は「自分が相手にとって必要のない人間になってしまった」という気持ちが喪失感をより強めますが、その「喪失感」は、自らの弱さを認め、また魅力的な自分になっていくことで少しずつ無くなっていきます。

辛いと思ってしまった時には、呪文のように「自分の好きな人に恥じないよう、自分を磨こう」と唱えましょう。
人間いきなり前向きになれるものではありませんし、最初は形だけでもOKです。とにかく自分を褒めるのです。
ご飯を食べられるようになったら褒める、しっかり寝ることができたら褒める、ちょっとだけ仕事を頑張ったら褒める。
そして徐々に心が回復してきたら、今までやりたかった習い事や出かけたかった場所などに行ってみましょう。

 

6.失恋から立ち直る方法は、どちらが悪いと決めることではなく「縁が無かった」と思うことです。

別れの直後は後悔してもきりがないほど、色々な気持ちが心に渦巻きます。
最初は誰かのせいにしたり、相手を恨んだり、自分の至らなかったところを悔やんだりする感情を押さえずに出すことが大事です。
けれどもそれは渦巻いた気持ちを整理するために行うことで、ずっとそのままでいたら負の感情に自分が飲み込まれてしまいます。
ある程度膿を吐き出したら、どちらが悪いと決めるのではなく、「縁が無かった」と思うようにしましょう。
逆を言えば、もし縁があるならば相手と復縁することもあるかもしれません。

「あの人は素敵な人だったけれども縁が無かった」そう心から思えるようになったら、死にたい気持ちもどこかに飛んで行ってしまっているはずです。

 

いかがでしたでしょうか?
人間の脳は失恋に限らず、大きな痛手を負ったあとほど、大きな喜びも得られます。
人は暗闇にいると不安になりますが、「白夜」のような長い夜はあっても明けない夜は無いのです。
少しずつ心の傷が回復することを祈っています!

 

まとめ

  1. 死にたいと思うのは、苦しいからです。苦しみは生きることで解放されます。
  2. 失恋の哀しみを溜めこみ過ぎていませんか? 溜めこんだものは外に出すことが必要です。
  3. 自分が別れたくない理由と、相手が別れる理由を受け入れる作業が大切です。
  4. 浮気は許して欲しいと思わない方が後悔の念も消えていきます。
  5. 好きな人を忘れるのではなく、相手が別れたことを後悔するほどの自分になるための力にしましょう。
  6. 失恋から立ち直る方法は、どちらが悪いと決めることではなく「縁が無かった」と思うことです。