姑の事が嫌いな時に考えたい6つのポイント

姑の事が嫌いな時に考えたい6つのポイント

いつの時代も嫁と姑の確執はあるものです。
好きの反対は嫌いではなく無関心……という言葉もあるのに、なぜ嫁と姑ってだけで、「無関心」ではなく「嫌い」になってしまうものなのでしょうか。
姑が嫌いだと思ってしまった時、考えてみたい6つのポイントを今回はお届けします。



 

姑の事が嫌いな時に考えたい6つのポイント

 

その1:「好かれなきゃ」ではなく「嫌われて当たり前!」くらいの気持ちでいた方が気が楽になります。

姑と仲良くなりたい!好かれなければ!とどこかで思い込んでいませんか?
誰だって嫌われるのはイヤなものです。でも、嫌われたくない、好かれたいと思えば思うほど、空回りしてしまう状況に対してイライラするものです。
これは姑側も同じことが言えます。お嫁さんと仲良くなりたくて頑張っているのにお嫁さんが距離を置こうとする→私のことが嫌いなのね!なんて思考になりがちです。

確かに夫と結婚すれば形式上は姑と家族になりますが、元々は他人です。他人が求める距離感が、自分が求める距離感と違うのは当たり前です。
揉め事を無くしたいとか嫌われたくないとか、それを願うこと自体が余計にストレスの素になってしまうのです。
努力で姑の性格は変えられません。ある程度の「諦め」も肝心です。

 

その2:良い妻・良い母になろうと頑張りすぎていませんか? 頑張りすぎは危険です。

人には誰にも『承認欲求』があります。
「褒めて欲しい」「認めて欲しい」というのは誰しも当たり前に持つ感情です。頑張っているならなおさらです。

姑との確執で多いの「子育てに口出しされる」ということ。頑張っていることに対して否定をされると、人は一番嫌な気持ちになるものです。
姑も子育てしてきた自負があり、それを曲げるのは相当なストレスです。
「説明しているのに理解してくれない」と思ってしまった時には、少し肩の力を抜いてみましょう。相手に分かってもらうことも、子育てに関しても、頑張りを一旦放棄するのです。

育児のメインはあなたです。あなたより関わりが少ない姑が何をしても、結局はあなたの考え方や行動が一番子供の成長に影響するのです。そう考えると、多少は姑のすることも許せると思います。
アレルギーなど命に関わることならば折れてはいけませんが、お菓子を与えるとかなど、ある程度自分で許せる範囲の甘やかしに対しては「ま、いいか!」で済ましましょう。

 

その3:夫は味方についてくれていますか? これだけでだいぶ条件が変わります。

嫁姑の確執で一番揉め事を大きくするのは、姑の味方をする夫かトラブルから逃げる夫。
夫側は「トラブルはやめてくれよ〜」と思っていますが、実は正面から向き合わない自分が一番のトラブルメーカーだったりするのです。

男性は仕事の指示のように一つ一つ丁寧に説明しないと、女性のように空気や雰囲気を読んでくれる人は少ないです。
夫に味方について欲しい時は、「どうか妻のフォローをして欲しい」ではなく「こういう状況になり得ることがあるから、その時はあなたがこういう意見を言ってほしい。それが揉め事を少なくする一番の解決法だから」と、細かく指示をしてみましょう。
その時に姑を悪く言うのではなく「こういった方があなたのお母さんも良い気分がするだろうから」と上手く言いくるめられるとベストです。



 

その4:夫のように、「逃げられる場所」を見つけるのも大事なことです。

サザエさんに出てくるマスオさんと波平さんは、どうして仲が良いのでしょう?
それは「会社」という逃げ場がマスオさんにあるからではないでしょうか。
男性はずっと家に居るわけではないし、家事や育児の分担で揉めることもありません。相手と物理的な距離が持てて、共通の接点が少なければ少ないほど揉めることは少ないということでしょう。

妻も、夫のように逃げられる場所」が必要です。
同居だったら働くとかPTAとか子供の習い事を理由に積極的に家を出るというのも一つの手でしょうし、別居だったら体調不良を理由に義実家には夫と子供だけに行かせたりするのも逃げ道の一つです。

何でもいいので姑の顔をなるべく見ない方法を見つけましょう。

 

その5:スルー力は大事ですが、スルーしていることで事態を悪化させることがあるのも事実です。

理屈が通らない姑の言い分を聞いている時、「自分が我慢すれば丸く収まる」「スルーすれば良い」と気持ちを溜めこんでいませんか?
もちろん意地悪で何を言っても聞かない姑ならば華麗にスルー・そして疎遠が一番なのですが、姑本人は「相手が傷つく言葉」と自覚しないでしゃべっている時があります。

姑相手でも、周囲の人がいても、たまには感情を爆発させて怒ったり泣いたりも必要です。
人は失敗をしてようやく「これはいけないことだったんだ」と気づくものです。
爆発するのではなく、時々「ちくり」とこちらも嫌味を返すなどの方法も効果的なことがあります。

 

その6:「姑」ではなく「夫の親」。心の距離だけは保つのがベストです。

「姑」って呼び名を聞くと、「VS 嫁」っていう言葉が浮かぶ人も少なくないと思います。
姑と嫁って、敵対することが必須みたいな感覚がありませんか?
同じ年代の女性でも、パートの上司や同僚に嫌味を言われても「ハイハイ」と流せるのに、姑になると嫌味一つでもイラッときてしまうんですよね。

「姑」って感覚って、物理的にも精神的にも距離が近すぎるんです。
「うまくやっていかなきゃ」とか「一緒に暮らすんだから」とか「将来は介護が」とか、逃げて通れないものがあるからこそ上手くいかないのです。
それぞれの思惑が違うと争いが起こるのは当然です。そして、物理的距離はさまざまな事情があって持てない人も多いでしょう。
でも、心の距離だけは「他人だ」と保つことは可能です。姑でも舅でも「夫の親」。流せる部分は流しておくと少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか?
物理的にも心理的にも自分が出来る範囲で上手に距離を保って、姑とは良い意味で「適当」な付き合い方をしていきたいですね。

今回は姑の事が嫌いな時に考えたい6つのポイントをお伝えしました。

 

まとめ

  1. 「好かれなきゃ」ではなく「嫌われて当たり前!」くらいの気持ちでいた方が気が楽になります。
  2. 良い妻・良い母になろうと頑張りすぎていませんか? 頑張りすぎは危険です。
  3. 夫は味方についてくれていますか? これだけでだいぶ条件が変わります。
  4. 夫のように、「逃げられる場所」を見つけるのも大事なことです。
  5. スルー力は大事ですが、スルーしていることで事態を悪化させることがあるのも事実です。
  6. 「姑」ではなく「夫の親」。心の距離だけは保つのがベストです。