将来の漠然とした不安を解消する7つの方法

将来の漠然とした不安を解消する7つの方法

自分に対して、誰かに対して、未来に対しての漠然とした「不安」。これは、誰しもが感じた事のあるものでしょう。しかしこれが一時のものでなく、常に自分に付きまとったものとなると、気持ち的にも身体的にもだんだんと辛くなってきてしまい、時には日常生活にまで支障をきたす事もあります。
こういった「不安」の原因とは一体何なのでしょうか?
今回は不安の原因と共に、その有効な解消法についてご紹介します。



 

将来の漠然とした不安を解消する7つの方法

 

1.仕事、学校などへの不安は「気にしすぎ」が原因

これは特に、社会人など新しい環境へ身を置いた人に起こりやすいものです。
まだ周りの人間の人となりが解らない中で「自分はどう思われてるんだろう」という疑問から「もし嫌われていたら…」というネガティブ思考に発展し易い為です。
特に仕事という責任ある立場の場合は、失敗したら嫌われる、嫌われたらまた怖くて失敗するといったように思考が負のスパイラルに落ちがちです。
社会というのは失敗を怖がるよりも、常に挑戦する前向きな人間に好意を抱くものです。
まだ試してもいない事や、きちんと接していない人の事でネガティブになるのは出来るだけ止め、挑戦する事で「気にしすぎ」の殻を打ち破りましょう。

 

2.将来への不安には「自分磨き」が有効

将来への不安というのは、心の奥底で今の自分に不満を持っている人に起こりやすいものです。自分は将来どうなっているんだろう。仕事は?家庭は?と、まず明確な目標値が定まっていない所に問題があります。
人間はゴールの見えない1本道をひたすら走り続けていると不安に襲われます。
これを打開するには、まず自分磨きをしっかりとして「道」と「ゴール」を定める事が大切です。ゴールは大きなものでなくても構いません。「◯キロダイエットする」とか「今年中にこの資格のテストを受けてみる(合否の結果は考えず)」など、今の自分に+αとなる事を何か見つけ、始めてみましょう。
目標へ向かっている間はネガティブ思考も浮かびにくくなりますし、ひとつ目標をクリア出来ると「今度はこの道を歩いてみよう」と新たなゴールも自然と見つかります。
これを繰り返すことによって、未来の自分がどんどん楽しみになってきます。

 

3.不安を根本的に解消したい場合は「向き合う」事が必要

特に将来に関する不安の場合は、頭の中で考えをループさせる事によってどんどん深みにハマっていってしまう場合があります。しっかり不安を解消したいのであれば、まずは紙に書き出して、自分の不安の要因を見つめてみるのが効果的です。
書き出すと一つ一つの不安が明確にわかり、その解決の糸口が見つかります。そして書き出してみると、意外と「こんなことが不安?」と客観視出来る場合も多いようです。
ただしこの方法は、不安要因を直視する必要があるので、どこまでも悩みすぎてしまう人には逆効果となる場合があります。しっかり向きあおうという強い気持ちがある場合にはぜひ試してみてください。



4.不安の解消にはまず「身体の休息」が必要

人間の精神は身体の状態と密接に関わっています。身体が疲れきった状態では、心を健康に保ち、不安を消し去るという事は困難になります。
また、体の疲れは身体的に痛み(頭痛や肩こり、胃などの臓器)をもたらす事も多く、痛みというのは思考を更にマイナス方面へと走らせ、それが不安の材料となります。
まずはしっかり休息を取るようにしましょう。普段の睡眠などでしっかり休むのは勿論の事、あえて丸1日~数日の休暇を取って身体も気持ちも休めるのが効果的です。

 

5.不安解消に効果的なのは「繋がり」と「ぬくもり」

不安を特に強く感じるのは、圧倒的に1人で居る時間が多いものです。
これを解消するには、やはり自分以外の人間と過ごす時間を意識的に設ける事が大切です。まずは人との繋がりがあることで、孤独から起こる不安を解消出来ます。
更にその相手が自分と親しく、言葉や触れ合いでぬくもりを感じられる存在であるなら、不安材料となっている事を話すだけで気持ちが落ち着きます。
漠然とした不安から抜け出す時に大敵なのが「1人で考えすぎる事」です。日頃から人との
繋がりを意識する事で、いざという時に必ず助けて貰えます。

 

6.不安を解消するには「表情」も大切

漠然とした不安で落ち着かない時の表情は、比例して暗くなるものです。
ふと鏡に映った自分の顔がとても沈んでいたら、気持ちが明るくなるはずはありません。また、前項でご紹介した人との繋がりの点でも、沈んだ表情ばかりしていたら周りは離れていってしまいます。
不安な気持ちがある時ほど、笑顔を出す事をしてみましょう。勿論ずっと笑っていないといけないという事ではありません。不安で思い切り泣いた後に「これだけ泣いたからちょっとだけ笑顔を作ってみよう」や「出かける前に鏡の前で10秒だけ笑ってみよう」など、まずは少しずつでも構いません。少しずつ繰り返す事で、その表情が日常的に自然なものになっていきます。明るい表情は、必ず不安解消への道標になります。

 

7.不安神経症という「病気」の可能性も視野に入れる

どんなにポジティブな思考を持とうとしたり、行動しようとしたりしても、全く不安が消えない。むしろ自分がどんどんネガティブに押しつぶされてしまう。
こういった辛い状態が一切解消出来ずに続くようであれば「不安神経症」も疑ってみましょう。
不安神経症は慢性的に続くイライラ、緊張、集中力低下などの心因症状に加え、頭痛、動悸、吐き気、めまいなどの身体的にも症状が表れるれっきとした「病気」です。
病気と言われると身構えてしまい、余計に不安になるかもしれませんが、むしろ「病気」=「適切な治療を受ければ治す事が可能」と考えて下さい。
医療の発達と共に、人間のメンタル面に関する治療法もどんどん研究されています。
精神科等も、昔ほど重いものではなく、今では自分の気持ちを落ち着けるため、ちょっとした話し相手を求める程度で通う人もいるほど身近なものになっています。
勿論病院側も誰もが訪れやすいよう、敷居が低く感じるような配慮をしてくれている所が沢山ありますよ。
自分がどうしてこんな気持ちなのかと1人で頭を抱えるよりは、適切な専門知識の元で誰かと一緒に向き合った方が解消への糸口が見つかるはずです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。不安は人それぞれによって重さも違うので、必ずこうだという解消法は無いのかもしれません。
しかし、今回ご紹介したような原因と解消法を押さえ、まずは自分に一番近い方法を見つけてみて下さいね。動かずにひたすら殻に篭ってしまうことが、不安から抜け出す事への一番の妨げになります。
誰でも持つであろう不安と上手につきあい、前向きな日々を送れるようにしましょう。

将来の漠然とした不安を解消する7つの方法

  1. 仕事、学校などへの不安は「気にしすぎ」が原因
  2. 将来への不安には「自分磨き」が有効
  3. 不安を根本的に解消したい場合は「向き合う」事が必要
  4. 不安の解消にはまず「身体の休息」が必要
  5. 不安解消に効果的なのは「繋がり」と「ぬくもり」
  6. 不安を解消するには「表情」も大切
  7. 不安神経症という「病気」の可能性も視野に入れる