夫婦喧嘩でだんなと妻が離婚したい時に考えなければいけない7つのポイント

夫婦喧嘩でだんなと妻が離婚したい時に考えなければいけない7つのポイント

3組中1組の夫婦が離婚していると言われている時代。
その原因は些細な喧嘩だったり、喧嘩から生まれた不信感・嫌悪感が溜まってしまって起こる事が多いのです。
つい夫婦間の喧嘩によって相手に嫌気がさすと「離婚」という言葉が浮かびがちですが、離婚をしたいと考える際には気をつけなければならない事が沢山あります。
今回はそんな「離婚したい時」に、是非しっかり考えておきたいポイント7つをご紹介します。



 

夫婦喧嘩でだんなと妻が離婚したい時に考えなければいけない7つのポイント

 

1.離婚に後悔するケースも沢山ある

喧嘩をすると、一気に相手に嫌悪感が湧き、もう一秒だって顔を見ていたくない!と気持ちが爆発する事もあるかと思います。
そこで頭に浮かぶのが「離婚」という選択ですが、まずしなければならない事は、一度気持ちを落ち着かせて冷静になり、離婚以外の解決方法はないかを検討してみる事です。
もし離婚が成立しても1人になった後の生活はどうするのか?すぐに生活苦に陥ったり、寂しさに襲われたり、離婚が間違いだったと後悔する方も多くいらっしゃいます。
後から後悔しない為に、本当に今離婚する必要があるのか、離婚する場合はその後どうやって生活していくのか、しっかりと計画を考えた上で判断しなければなりません。
感情に任せての離婚は、自分を苦しめる可能性が高いのです。

 

2.別れたくない場合はまず徹底的に話し合いを

喧嘩の末に相手から離婚を切り出されるケースもあるかと思います。
しかしこの時に、先の事を考えても、相手への情を考えてもまだ自分が離婚はしたくないと思うのであれば、まずは相手としっかり話し合いをしましょう。
ここで、相手から切り出された「離婚」が本心なのか勢いなのかを見極める事も大切です。
勢いの場合は、相手が落ち着くのを待ってしっかりと話し合いお互いを理解し合うことで、この喧嘩自体を更に深い絆へと変えて行く事が出来ます。
本心だとしたならば、離婚以外になにか方法がないのかを2人で探す事が出来ますし、もしどうしても離婚という決断になったとしても、口喧嘩のみで簡単に終わるよりは、未来の事をしっかり考える事が出来ます。
話し合いの時には、決して自分が感情的になったり、相手を否定したりはせずに、冷静な気持ちで行うようにしましょう。

 

3.別居という修復期間もある

喧嘩の勢いのまま「出て行く!」と飛び出す別居はしてはいけません。
子供がいる家庭の場合は、飛び出したほうに「育児放棄」が科せられる可能性もありますし、飛び出した事で夫婦関係を放棄したと見なされれば、離婚の原因を作ったのはあなただと判断される可能性があるのです。
しかし、別居は悪いことばかりではなく、お互いに同意の上で行うのであれば何の問題もありません。お互いに相手の居ない空間で一度考えを改めてみる…こういった理由の別居であるならば、行なってみる事にも価値があるでしょう。
こうした別居で法的にもめない為に予め「別居の合意書」などを作成する例もあります。
自分たちの為の別居を行うのであれば、事前準備をしっかり行う事が大切です。



4.話の切り出し方にはコツがある

話合って、全てを尽くした結果、やはり自分の中に「離婚」しかないのだとすれば相手にしっかり気持ちを伝え、円満解決をさせる必要があります。
離婚は法的な部分も絡んで来る可能性がありますので、曖昧なままもしくはどちらかが納得しないまま進めてしまうと、非常に時間と手間、そして金銭を掛ける結果になりかねないのです。もし自分が離婚を切り出す側だとしたら、以下の点に注意しましょう。

  • 他人の目がある場所を選ぶ(感情的にならないために)
  • 慎重に言葉を選ぶ(相手を侮辱したり責めたりしない)
  • 相手の気持ちを聞き、意見は尊重する
  • 必要なことを簡潔に伝える(曖昧だったり遠回しな言い方はしない)
  • 話合い1回で解決するとは思わず、何度か話し合いを重ねる覚悟を持つ

こうして離婚に向けたやり取りをしている中で、改めてお互いの考えに触れ、もしかしたら離婚以外に別の道を見つける事も出来るかもしれません。

 

5.モラハラが原因と感じるのであれば離れる事が大切

モラハラ=モラルハラスメントとは「精神的な暴力、嫌がらせ」の事を指します。
今、このモラハラ離婚というものも、確実に増えてきているのです。
相手の行動の中で、喧嘩や言い合いで常に自分を侮辱してくる・自分の非は一切認めず人のせいにする・普段から高圧的な態度や発言が多い・異常に嫉妬深い・意見に一貫性が無い(考えがコロコロ変わる)等の兆候が見られる場合には、相手がモラハラ“加害者”の可能性があります。
モラハラは行う方も感情の制御が難しい、精神的な病気の一種です。
更にモラハラは受けている方に「自分が悪いんだ」というような考えを持たせ、その精神を蝕んでしまいます。
こうした精神的な負担が原因なのであれば、一度離婚という選択肢を用いてお互いに休息・療養を取る事も大切です。
相手の言動がおかしいと感じたのであれば、すぐ周りの信用出来る友人、もしくは専門機関へ相談をするようにしましょう。

 

6.もめる事項の上位は親権

子供を持っている方が離婚を思った時、何よりも一番に考えなければいけないのが親権です。
親権という言葉をよく聞きますが、これは戸籍上のみの権利であり、子供と実際暮らせる権利には「監護権」というものがあります。
こうした法律のしくみをしっかり理解し(間に弁護士さんを挟んで話を聞く事も大切です)
お互いの経済力、生活力などを考慮した結果、親権に関する結論は出さなければなりません。
これも曖昧なままにしておくと、トラブルの原因になったり、さらには子供の将来にも影響しかねません。親権問題については、より深い話し合いが必要です。

 

7.女性には再婚禁止期間がある

離婚をして新しい人と新しい生活をさっさと始めればいい。と安易に思っている場合、特に女性は注意が必要です。
男性は離婚後にすぐ再婚をする事が出来ますが、女性には「再婚禁止期間」が定められていて、離婚から6ヶ月を経たなければ再婚する事は出来ません。
また、もし妊娠中に離婚に至ってしまう場合、離婚成立の日から300日以内に生まれた子は、前夫の子と推定されてしまう等様々な問題も出てきます。
今は医師の証明(診断書等)が明らかな場合、実父である現夫の子として出生届が受理されるようになったようですが、それでも手続き等が複雑な店もまだ多くあります。
離婚→再婚の流れの中では、定められた法律がある事もしっかり考慮しましょう。

結婚が人生を変える一大イベントであるならば、離婚もそれに相当するくらいに人生を変えてしまう事なのです。
勢いでの「離婚」を考えている場合には、今回上げた事例について考え、この先2人で修復する道はないものだろうかと、模索してみる事も大切です。

 

まとめ

  1. 離婚に後悔するケースも沢山ある
  2. 別れたくない場合はまず徹底的に話合いを
  3. 別居という修復期間もある
  4. 切り出し方にはコツがある
  5. モラハラが原因と感じるのであれば離れる事が大切
  6. もめる事項の上位は親権
  7. 女性には再婚禁止期間がある