仕事やめたい!そんな時に考えなければいけない6つのポイント

仕事やめたい!そんな時に考えなければいけない6つのポイント

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「自分がやりたいのはこんなことじゃない。冗談じゃない!こんなところ、もう辞めてやる!」と上司の机に辞表を思いっきり叩きつけてカッコよく去っていく・・・なんてドラマのように実際に啖呵を切ることができたら、どんなにスッキリすることでしょう。しかし高額な宝くじでも当選しない限り、仕事なしで明日から生活していくことは事実上不可能です。 「辞めたいけど、辞められない」そんなジレンマに悩んでいるあなたに、まず立ち止まって考えていただきたいポイントを、これからいくつかご紹介していきます。



 

仕事やめたい!そんな時に考えなければいけない6つのポイント

 

1.しばらく仕事がなくても暮らしていけるだけの「貯蓄」はあるか?

転職先が決定していない場合、やはり最初に考えなくてはいけないのがそう、「お金」のことです。あてもないまま一から転職活動を開始して、すぐに転職先が見つかることは今の時代、よほど華麗なキャリアがある人以外にとっては、非常に厳しいと言えます。 会社を辞めてしまってからの転職活動はつまり、「無収入」を意味します。転職活動が数年に及ぶ場合もありますが、しばらく収入がなくても暮らしていけるほどの貯蓄はありますか?それにブランクが長ければ長いで、それが転職にデメリットを与える可能性もあります。 失業保険を当てにしていても、自己都合で辞職した場合は最初の3か月は給付を受けることはできません。それに失業中でも、「住民税」「健康保険」「年金」については支払わなくてはなりません。やむにやまれずアルバイトや派遣社員で働き始めて、そのままずるずる続けることになってしまうパターンも多いでしょう。 貯蓄が十分でない限り、会社を辞めてからの転職活動に踏み切るのには、慎重になるべきです。在職中に転職活動をすることを禁止している企業もありますが、せめて事前のリサーチだけはしっかりとしておきましょう。

 

2.あなたは応募年齢制限に支障のない「年齢」か?

現在は、転職自体がポピュラーになり、いろいろな背景を持った人が同じ職場に混在するようになりました。このため、以前のようにあまり社内で年齢を気にするような風潮ではなくなってきたことも確かです。しかし採用の際、まだまだ年齢を気にする企業が多いのも事実で、実際、求人を見てみると、「応募年齢制限が35歳まで」と明記されているところがダントツに多いのがわかります。そして雇用する側も、あなたが35歳ともなるとそれなりに高いものを要求してくることは必須です。自分の年齢と、それに見合った恥ずかしくないキャリアが築き上げていられているか、ということをまず冷静に判断してみましょう。

 

3.転職先の「あて」や「コネクション」はあるか?

「ドラゴン桜」で有名な三田紀房さんの「エンゼルバンク」という転職エージェントが主人公のコミックをご存じでしょうか。その中に「30過ぎたら利息で暮らせ」という興味深い言葉があります。つまりこれは転職の際、「30歳を過ぎたら、その年齢までに培った人間関係などを有効に使うように」ということを意味しているのです。今まで仕事をしていて、「あれは楽しかった」「あの人の仕事ぶりには感心した」「また一緒に仕事したい」ということがあって、意気投合をした外部の人などがいれば、そういったつながりを積極的に転職に活用するという方法も考えてみてください。



4.あなた自身の「セールスポイント」はなにか?

あなたは企業がどうしても欲しいと思うような人物でしょうか?やはり企業が新卒ではなく中途採用をする理由は、その人が「即戦力」になることを求めているからなのです。あなたが現在の会社で身に付けた職能、資格、技術、他企業とのネットワークは十分ですか?資格やスキルなどについては在職中に最新のものを取得したり、身に付けておいたりすることをおすすめします。

 

5.信頼できる人に客観的な意見を求める

「もうこの会社はいやだ」「耐えられない」「どうしてもやめたい」と辞めることしか見えなくなっていませんか?一人で悩んでいると、どうしても思考が同じところを空回りしがちです。客観的に判断してもらうために、信頼できる人に一度相談してみてはいかがでしょうか。転職経験者の先輩などですと、実際の体験者としての重みのある意見も聞くことができます。 客観的な意見を収集して、対象を分析し、多角的に検討し、総合的に判断する、ということもビジネススキルとして求められることではないでしょうか。

 

6.仕事は妥協しても人生は妥協しない

あなたの本当にやりたいことは何ですか?これだったらお給料をもらえなくても没頭できるというようなもの。本当にやりたいことでステップアップできれば、それに越したことはありませんよね。しかし実際問題、自分がそこそこ満足できるレベルの生活を維持するだけのお金は必要です。 好きなことを仕事でやるのが非現実的な場合、「仕事は収入を確保するためのもの」と割り切って、趣味で好きなことを続けるという手もあります。あなたが現在の生活をイキイキしたものにし続けることができるのであれば、仕事にはそれを求めず、転職しないという選択肢もあるかもしれません。 仕事は妥協しても、人生は妥協しなければよいのです。

いかがでしたか?仕事がイヤで辞める際は、どうしてもかっとなりがちで、冷静な判断ができないものです。しかし、このように様々な要素を十分検討して、「それでも辞めたい」という結論が出たのであれば、あなたを引き留めるものはもうなにもありません。とにもかくにも自分の人生です。あなたの価値観を一番大事に、自信を持って突き進んでください。

まとめ

  1. しばらく仕事がなくても暮らしていけるだけの「貯蓄」はあるか?
  2. あなたは応募年齢制限に支障のない「年齢」か?
  3. 転職先の「あて」や「コネクション」はあるか?
  4. あなた自身の「セールスポイント」はなにか?
  5. 信頼できる人に客観的な意見を求める
  6. 仕事は妥協しても人生は妥協しない