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携帯依存症とは常に携帯電話を触っていないと不安になる症状のことです。スマートホンが普及した現在ではスマホ依存症とも呼ばれています。
今や携帯電話には通話機能以外にもメール、LINE、ゲーム、ネット、カメラ等様々な機能がついています。これらの機能に熱中し過ぎて、自らの生活を壊してしまう人は少なくありません。
携帯依存症は、悪化すると日常生活や健康状態、人間関係に悪影響を与えることになります。携帯依存症に陥る際のポイントと対策をあげていきます。
携帯依存症の人が気をつけたい6つのポイント
1.友人や恋人、家族同士での食事の最中に携帯を触らない
食事中でも常に携帯を触っていることはないでしょうか。食事中、他のことをやっているのはマナーが悪く、行儀が良いとは言えません。また、携帯であるとメールの返信が気になったり、ゲームの続きが気になったりして、食事や会話に集中できなくなります。
食事の際の携帯は味にも影響します。携帯に集中していると、食事を味わえなくなります。味を確認しながら食べるのも食事の醍醐味です。
また、食事しながら人と会話をするのが食事の楽しみの一つです。せっかくの楽しい機会を自らつぶしてしまうのは勿体ないかぎりです。食事の時は携帯に触らないようにしましょう。
2.寝る前に携帯に触らない
寝る前に携帯電話、スマホの強い光を見ると、浅い眠りの原因になります。眠りが浅いと十分な睡眠がとれず、起きても疲れがとれていません。
また、スマホをいじり過ぎてなかなか寝付けなくなると睡眠不足になり、健康状態がいちじるしく悪化します。
不眠症の原因ともなるので、寝る前は携帯に触らないようにしましょう。布団から離れた場所に置くようにして、眠りに集中できる状態を作りましょう。睡眠は疲れをとる手段です。部屋を暗くして十分な睡眠をとることで翌朝から健康的に一日を過ごすことが出来ます。自らの脳や体に負担をかけないように大事にしましょう。
3. 携帯の電源をオフにする状況を作る
電源をオフにする状況を自ら作りましょう。
たとえば、舞台や映画、コンサートでは電源をオフにするのが基本ルールです。たとえマナーモードでも音が響く場合があります。完全にオフにして目の前のエンターテイメントに没頭できる時間は貴重です。
水泳、ジョギング、球技などのスポーツの最中も基本的に携帯に触る機会はありません。スポーツで健康的に汗を流すのも良いでしょう。体を動かすことによって健康になり、精神も体も良くなっていきます。
海外旅行に行き、日本と通話できない状態を作るのも良いでしょう。
携帯以外でも楽しめることはたくさんあります。色々な楽しみを見つけて携帯以上の充実を得ると、生活がより豊かになるでしょう。
4. 風呂場やトイレに携帯を持ちこまない
トイレや風呂場にまで携帯を持ちこんではいないでしょうか。トイレや風呂はリラックスできる場所と考え、ついつい携帯を持ちこんでしまう人がいます。これは携帯依存症の原因になります。
また、水のある場所で使うことによって、携帯を落として故障させる原因にもなります。修理するのにも費用がかかります。
風呂場やトイレには携帯を持ちこまずに、洗髪や排泄に集中しましょう。
5.誰かといる時は携帯を触らずに目の前の人に集中する
誰かといる際も常に携帯を触っていないでしょうか。これはコミュニケーションの妨げになります。本来、携帯電話はコミュニケーションを広げる為のものです。目の前に人がいるのに携帯を触っていては本末転倒です。目の前に人がいる時は、その人に集中するようにしましょう。たとえその場が窮屈な状況だったとしても、苦手な人であったとしても、基本的には目の前の人に集中する習慣をつけましょう。目の前にいる人への対応を増やすことで、人への対応力が上がっていきます。
6.あまりに携帯依存している場合は専門医やカウンセラーに相談する
あまりに携帯電話依存が進行している場合は、専門医やカウンセラーに相談しましょう。たとえば子供が携帯依存症の場合、無理やり取り上げるとパニックに陥ったりすることがあるからです。なるべく自らの力で改善して生活を改めるほうが望ましいですが、依存症が進むと簡単には改善できないこともあります。ギャンブル依存症やアルコール依存症と同じく、家族や友人以外の専門家の助けが必要になります。
専門的な治療を受けて、携帯がなくても大丈夫な生活を送れるように改善しましょう。
いかがでしたでしょうか。
携帯依存症は、現代人であれば誰にでも起こりえます。気がつくとずっと携帯を触っていて、普段の生活がままならないことになります。コミュニケーションや健康状態を悪化させる原因にもなります。
健康や人間関係が悪化する前に、自ら習慣を変えて、携帯がなくても有意義に過ごせる時間を作りましょう。携帯をオフにした状態でも楽しめることが増えれば、人生がより豊かになるでしょう。
まとめ
- 友人や恋人、家族同士での食事の最中に携帯を触らない
- 寝る前に携帯に触らない
- 携帯の電源をオフにする状況を作る
- 風呂場やトイレに携帯を持ちこまない
- 誰かといる時は携帯を触らずに目の前の人に集中する
- あまりに携帯依存している場合は専門医やカウンセラーに相談する