面接の時に緊張しない7つの方法

面接の時に緊張しない7つの方法

面接の時には緊張しないようにしたいものです。オリンピックなどのような、とてつもないプレッシャーの中で、最大限に自分の能力を発揮し、伸び伸びとした華麗なパフォーマンスをして最高の結果を出す選手たち。そういう選手たちに限って、その後のインタビューでは「ちょっとだけ緊張しました。」や、「全然緊張しませんでした。」などと答えていることが多いように感じます。



面接の時に緊張しない7つの方法

 

逆に、ほかの世界大会ではいつも優勝しているのに、オリンピックだと極度の緊張とプレッシャーを感じてしまい、いつもメダルに届かない選手というのもいます。

大げさかもしれませんが、あなたが今チャレンジしている「面接」についても同じことがいえるのではないでしょうか。
面接の時に緊張せず、「プレッシャーをうまくコントロールして、自分の持っている能力を最大限に発揮する」方法を習得して、あなたも面接で最高の結果を出してみませんか。

 

1.事前に想定問答集を作成しておく

まずは面接する企業の情報を事前に入念に集めておきましょう。「当社を希望する理由は?」「あなたの長所は?」「入社したら何がやりたいか?」など、面接で質問されることのいくつかは、どこの企業でもおおよそ決まっています。そこで想定される質問と、それに対する自分の答えを「想定問答集」という形でまとめておきましょう。こうしておけば、自分独自の考えをあらかじめまとめておけますし、突然本番でその企業についての知識を聞かれて、答えられずに焦って口ごもってしまう、ということも避けられます。

準備段階で失敗しているということは、失敗を準備するようなものです。本番の前に、まずはしっかりと準備体操をしておきましょう。

 

2.実際に面接を想定して練習しておく

面接の前にやるべきことで、もうひとつ大切なことがあります。それは実際に身体を使ってロールプレイングをしてみることです。想定問答を頭に入れておくだけで、いきなり面接を受けることは、教科書で競技のルールを覚えただけで、いきなり試合に出るようなものです。

本番でうまくやるためには、この二つの間に「練習」を行い、頭で覚えた事をそこで身体にたたき込む必要があるのです。家族や友人を面接官役にして、いろいろな質問をしてもらい、それにうまく答えることができるか試してみましょう。

 

3.瞑想と呼吸法を取り入れる

どうしても緊張してしまう理由のひとつに、「過去への後悔」や「未来への不安」などで頭の中がいっぱいになってしまい、今、目の前で行われていることに集中できないで、焦ってしまうということがあります。雑念を捨てさり、現在(面接)に集中するために効果的なのが、「瞑想」です。瞑想の方法はいたってシンプルで、以下の方法で実践できます。

  • 静かなところで座り、目を閉じる
  • 意識を自分の呼吸だけに集中する
  • 気が散っていることに気づいたら、また意識を呼吸に戻す

毎日3分から5分間でよいので、普段からあなたの生活に瞑想を取り入れてみましょう。面接前の待ち時間などに行うと非常に効果的です。瞑想はもともと禅などの仏教の教義のひとつですが、その効果が西洋に伝わり、現在は心理療法などにも応用されています。

 



4. 第一印象に全力をかける

以前、「面接官が候補者の印象をいつ決定し、それがどのように変化するか」をおさめた社会心理学の実験のビデオを観たことがあります。そこで判明した結果は、「初めて会った候補者の最初の数秒間の第一印象というものは、一度決まってしまうとその後もずっと変化することはない」というものでした。
面接などの短い時間ですと、そこでは候補者が持っている実際の能力を測ることはできません。そのため、その人の「話し方」や、「見かけ」の感じがよいかどうか、一緒に働いたら気持ちがよい相手かどうか、ということが事実上、採用の一番の判断材料になっているのです。まさに自分のプロデュース能力があるかどうかも、ビジネススキルとして求められるので、当然の結果かもしれません。
仕事はできる人だとしても、第一関門をくぐらないことには能力を発揮しようがありません。主な注意点としては、

  • 履歴書に誤字脱字はないか
  • 挨拶、姿勢や言葉づかいなど、きちんと礼儀をわきまえているか
  • 身だしなみは常識的なもので、かつ清潔感があるか
  • 相手の目を見ながら笑顔で会話できているか、
  • 声のトーンは明るくハキハキしているか

など、当たり前の事に気を配ることが成功への第一歩なのです。

 

5.ヘタでもいいから思いを伝える

相手が知りたいのは、あなたの話が論理的で、理路整然としているかどうかということではありません。あなたの話している内容なのです。あなたの考えや行動が、相手の心に印象を残せるかどうかが勝負なのです。もういちど初心に戻って、志望動機を思い出してみましょう。あなたはなぜこの企業に惹かれたのでしょうか?
テクニックだけでは相手の心を動かすことはできませんし、偽りの自分というものは結局見抜かれてしまいます。いつも通りのあなたでよいので、素直に自分の思いを表現してみましょう。

 

6. 挑戦を受け入れ、楽しんでやる

「どんな質問されるかな?」「よし、一丁やってやろう!」と、困難な状況でもその挑戦を受け入れて、とことん楽しめる人というのが、もっとも優れたパフォーマンスをすることができます。最近は圧迫面接に遭遇することもあると思いますが、「よーし、これがウワサの圧迫面接か。どんな調子で来るかな?」とわくわくするくらいの気持ちで、面接官との対話を楽しんでやってみてください。

 

7. 今、目の前のことにベストを尽くす

結局、面接結果は自分ではどうすることもできません。結果は自分でコントロールすることはできませんが、あなたがコントロールできるのは、「今、面接でベストを尽くす」ということだけなのです。結果は気にせず、自分の力を最大限に発揮したのであれば、結果がどうであろうと、何か納得できるものを得ることができるはずです。

ベストを尽くしてだめだったのであれば、他の候補者があなたより上手だったということ。「負けを認める」ことは「負ける」ことと同じではありません。負けや失敗を認め、なぜだめだったのか冷静に分析して、次回の面接に有効に生かすことができれば、あなたはそこで失敗から大切なものを学ぶことができた、と胸を張って言えるのではないでしょうか。

 
いかがでしたか。とはいうものの「緊張する」「プレッシャーがある」ということは、決して悪いことばかりではありません。過度の緊張はパフォーマンスを低下させる恐れがありますが、適度な緊張感はやる気を促進します。
緊張やプレッシャーを取り除くのではなく、うまくコントロールして、自らを鼓舞する材料にできたら、あとは練習通りに落ち着いていつもの実力を発揮するだけ。あなたにはもう「勝ち」がそこまで見えているも同然なのです。挑戦を力に変えて、あとは楽しんで面接を乗り切ってくださいね。

 

まとめ

  1. 事前に想定問答集を作成しておく
  2.  実際に面接を想定して練習しておく
  3.  瞑想と呼吸法を取り入れる
  4.  第一印象に全力をかける
  5.  ヘタでもいいから思いを伝える
  6.  挑戦を受け入れ、楽しんでやる
  7.  今、目の前のことにベストを尽くす