お金がない夫や彼氏が借金をしている時に気をつけたい7つのポイント

お金がない夫や彼氏が借金をしている時に気をつけたい7つのポイント

消費者金融のCMで「ご利用は計画的に」なんてセリフを良く聞きますが、そもそも計画的にお金を使える人は出来る限り借金をしないし、
借金をしても必要最小限で返済計画が立てられるものです。お金がない人がお金を借りる場合、その周囲ではどんな注意が必要なのでしょうか?自分の夫や彼氏など、身近な人が借金地獄に陥らないために、気を付けたい7つのポイントをお話しします。



 

お金がない夫や彼氏が借金をしている時に気をつけたい7つのポイント

 

1.お金がないのに借金をする人は「問題を先送りにする」傾向が見られます。

まず、お金がないからと借金をする性格はどういう性格か考えましょう。
どういったことに借金をするかは千差万別ですが、大抵は「ストレスに弱い」「問題を先送りにする」「楽天的な人」
という傾向が見られます。

例えばギャンブルや自分の趣味などにお金をかけてしまう人の場合。
使いすぎてしまったな〜と思っても抑制が効かないのは、「お金がない」という問題を先送りに出来るもの、
すなわち貸してくれる人や業者があるから借金をして「お金がない」という問題を後手に回すのです。

例えば借金の連帯保証人になる場合。
いくら相手を信じていても、困っていても、通常の人は自分で負えない債務は断ります。
そこではっきりと断ることが出来ない人が、断るストレスから解放されるために「なんとかなるさ」と連帯保証人になるのです。

そうしてお金のない人は「返済が出来ない」というストレスから解放されるためにまたお金を借り、自転車操業をしてしまいます。
そうして身近な人に怒られるストレスから解放されるために嘘をつき、周りが知らぬ間に借金が膨れ上がっていくのです。

何もかも先送りにして返せないところまで来てしまう前に、周りが「先送りには出来ない」ということを教えるのが大切です。

 

2.まずは冷静に対応し、お金を借りることが出来ない状態にする

夫や彼氏の借金が発覚したら、まずは叱らずに冷静になり、現状を把握しましょう。
その1で話したように、怒られるストレスなどから解放されるため、借金をする人は叱られれば叱られるほど嘘をつく傾向があります。
出来るだけ冷静に「二人で解決していきたいから、本当のことを話して?」と、なるべく優しい言葉をかけましょう。
それでも自己保身のために額を少なめに言ったり、会社を少なめに申告したりすることはあります。
夫であればCICなどの金融信用情報機関から信用情報を取り寄せ、現状の借金の額が申告額と合っているか調べましょう。

そして、返済計画を立て、これまた冷静に「約束」をさせることが大切です。
彼氏の場合は冷静に「約束を破ったなら別れる」ということを伝え、妻の立場ならばお金を借りられるカードは妻が管理し、
毎月決まった額、または必要な額だけ夫に渡すようにして、夫がお金を借りることが出来ない状態にしましょう。
本当に目の前の大事な妻や彼女のために借金を返そうと思うのならば、条件を受け入れるはずです。

ただ、人の性格と言うものはなかなか直らないものです。別れる気がないのなら気長に向き合いましょう。
最初のうちはしっかり妻が管理をすることも大事ですが、本人に「借金が減ることの喜び」を知ってもらうために、返済は本人にさせるのも一つの手でしょう。

 

3.結婚前に発覚したら、返済の見通しがつくまでは入籍しないようにしましょう。

結婚前に借金が発覚した場合、可能であれば入籍を伸ばしましょう。
借金癖と言うのは一種の性格なので、なかなか矯正はできません。それと長く付き合うことを覚悟できないのならば、入籍はしない方が良いのです。
本来は全て返済するまでが良いのですが、せめて借金がしっかり減りはじめ、返済の見通しが経ち、彼ではなく自分自身が相手と向かい合って
生活していける自信がついてから入籍しましょう。
式などは必ず返済してから挙げ、「借金をすると結婚も出来ないし式も出来ない」と分からせるのも大事です。
そして結婚後は相手が使えるお金を制限することも大事です。



4.彼氏にお金を貸す前に、それはどういった結果をもたらすか考えましょう。

もしあなたに貯金があったとして、借金が返せないからお金を貸してくれ、と彼氏に言われた場合どうしますか?
利子の分相手が楽になるから、借金を立て替えて先に全額返した方が良いのでしょうか?
もちろんそれも一つの手でしょう。しかしこれも一種の「問題の先送り」です。

一つの問題が解決した彼氏は、最初のうちはあなたにお金を返していきます。が、「今のままの生活で問題が解決した」と認識し、
返済を先送りにし、次第にお金を返さなくなります。
相手が親しい人だと、対業者よりも「返さなくては」という気持ちが薄くなることも問題です。
そうすると結局彼氏との仲は破たんしますし、お金も返ってきません。
彼氏に裏切られないようにするためには、相手に問題の先送りをさせずに突き放すことも必要なのです。

 

5.パチンコがやめられない人は、発覚次第当たったお金を返済に回させましょう!!

パチンコで借金をしている人は、「当たったら返済できるかも」なんて思ってまたお金を借ります。
でも、こういう人に限って、当たった時にそのお金を借金返済に回さないのです。
またパチンコに行ったり美味しいものを食べに行ったりして、せっかく得たお金をまたどぶに捨てるのです。

ギャンブルは自分の小遣いの範囲ならば楽しめるものです。
それが出来ない人は、本来ならばその世界から完全に足を洗うのが一番の近道ですが、禁止すればするほど嘘をつき、隠れて足しげく通う人が多いのも事実です。

もしどんなに言ってもパチンコを止めさせられることが出来ないならば、パチンコが発覚次第当たったお金を返済に回させましょう。
もちろん当たった金額を過小申告する場合がありますが、一円でも返済させ、相手にそのお金を無駄に使わせない意識を持たせることが目的です。

 

6.ギャンブル依存症の場合は専門家や自助グループに相談しましょう。

その4のパチンコもそうですが、借金してまでギャンブルをやっている人は現実逃避しています。
「当たったら返せる」訳が無いのは本当は分かっているのに、今やっていることの正当性をつくり、問題をすり替えて逃げているのです。
本人が「やめたいのにやめられない」という自覚が出たら、専門家に相談してみましょう。
専門家では敷居が高いと思うのならば、ネットに同じような依存症を克服するために頑張る人の掲示板などもあります。
同じような悩みを持つ人たちと励ましあって「俺、頑張ってる!」という気持ちにさせるのが依存症と借金からの脱却への道です。

 

7.時効もありますが、それは行使できないものと思いましょう。

犯罪と同様、借金にも時効はあります。個人だと10年、業者だと5年です。
ただ、この時効は自分が借金をずっと返済しないと同時に、相手も債権の回収の権利を放棄した場合に成立するものです。
相手側から裁判や差し押さえをされた場合、時効は成立しません。
そして金銭トラブルは個人の信用を著しく低下させます。借金を返せない場合は、債務整理を選んだ方が確実です。

 

いかがでしたでしょうか。
人の性格はなかなか変えられません。しかし借金の額は減らすことが出来ますし、夫や彼氏に「自分は借金しやすい性格なんだ」と
自覚させることも可能です。
長い道のりですが、クリアできないことはありません。借金0円目指して頑張りましょう!

 

まとめ

  1. お金がないのに借金をする人は「問題を先送りにする」傾向が見られます。
  2. まずは冷静に対応し、お金を借りることが出来ない状態にする
  3. 結婚前に発覚したら、返済の見通しがつくまでは入籍しないようにしましょう。
  4. 彼氏にお金を貸す前に、それはどういった結果をもたらすか考えましょう。
  5. パチンコがやめられない人は、発覚次第当たったお金を返済に回させましょう
  6. ギャンブル依存症の場合は専門家や自助グループに相談しましょう。
  7. 時効もありますが、それは行使できないものと思いましょう。