二日酔いで吐き気がつらい時の6つの治し方

忘年会や新年会など、なにかとお酒を飲む機会が多いこの季節。ついつい羽目をはずして飲み過ぎてしまい、翌日は二日酔いでぐったり。なんて経験がある人も多いかと思います。せっかくの楽しい飲み会が、二日酔いのせいで嫌な思い出になってしまわないようにしたいですよね。



二日酔いと一言で言っても、その症状は頭痛や吐き気、胃のむかつきなど様々。それぞれの症状に原因があり、治し方はその原因と症状によって異なります。今回はその症状の中でもとてもツライ「吐き気」を軽減する方法をご紹介していきます。

二日酔いで吐き気がつらい時の6つの治し方

 

1.まずは予防を心がけましょう

二日酔いになる前に、まず予防。これができればツライ二日酔いにならなくても済みます。簡単にできる予防策は、水を飲むこと。 お酒を飲みながら、口直しとして水を飲んだり、水割りやお茶割りで飲むようにしましょう。また、就寝前に水分を多くとるようにすることで、尿や汗でアルコールの排出を促しましょう。なるべくたくさんの水を飲むことで、翌朝の二日酔いの症状を予防できます。 また、水分と一緒に塩分を補給することでも予防ができます。アルコールには利尿作用があり、アルコールの大量摂取により体内のナトリウムも体外へ排出され、不足してしまうことがあります。このようなナトリウム不足が頭痛や吐き気を引き起こすことがあるので、水分とともに塩分も補給しましょう。水分と塩分が一緒に摂取できる味噌汁やラーメン、鍋などが手軽だと思います。飲酒後にラーメンや味噌汁などが美味しく感じられるのは、体が水分と塩分を欲しているからなのです。飲み会の締めはラーメン!というのは理にかなっているんです。

 

2.脱水からくる吐き気もあるので水分補給を十分に

二日酔いの症状で最も多いのが、脱水が原因である頭痛や吐き気、だるさなどです。前項にも記述しましたが、アルコールには利尿作用があるため、摂取したアルコール量より多くの水分が体外へ排出されてしまっています。 前項のように、飲酒中に積極的な水分補給を心がけていればいいのですが、それができなかった場合は、脱水症状からくる頭痛や吐き気に見舞われてしまいます。翌朝、喉の渇きを感じたら、それは脱水症状からくるものなのです。 脱水症状にはたっぷりの水分補給。ミネラルウォーターやスポーツドリンクが最も効果的です。特にスポーツドリンクは、体外へ排出されてしまったナトリウムの補給にもなりますし、体と浸透圧も近いため吸収されやすくなっています。

 

3.胃酸過多によって気持ち悪くなる事もあります

アルコールは胃酸の分泌を促し、胃酸過多を引き起こすといわれています。二日酔いの症状である吐き気や下痢などは、この胃酸過多も原因となります。 胃酸過多からくる吐き気に効果的な方法は、昔から船酔いの民間療法として知られている生姜です。生姜を食べた時の辛み成分に健胃作用があり、胃液の分泌を活発にし、吐き気を止める作用があります。 生姜を擦ってスープに入れたり、ガリや紅しょうがをそのまま食べても効果が期待できます。 擦った生姜の汁をお湯で割って、塩を一つまみ入れた生姜湯も手軽です。塩の他に、だしのもとを入れてもおいしく飲めますよ。



4.低血糖による吐き気には

飲酒したアルコールを分解してくれる肝臓は、通常は糖分をためておく貯蔵庫の役割をしています。しかし、飲酒によりアルコールが大量に摂取されると、肝臓はアルコールの分解に忙しくなり、他の働きを止めてしまいます。そのため、肝臓から供給されていた糖分が不足し、低血糖になってしまいます。 アルコールの大量摂取によって低血糖になると、頭痛や体がだるい、めまいや吐き気などの症状がでてきます。このような低血糖による症状には、ブドウ糖などの糖分を補給しましょう。ブドウ糖を含むスポーツドリンクや、はちみつも効果的です。はちみつは体に吸収されやすく、肝臓の働きを活性化する効果もありますし、ビタミンやミネラルも含まれているので、二日酔いの体には特におすすめです。

 

5.足ツボも効果的

上記にあげたような、吐き気に効く食べ物や飲み物が身近にないときにできる、吐き気に効くツボ。 足の甲の上を、親指と人差し指の骨の間をたどって足首の方へ向けて触っていくと、2本の骨が交わった少し盛り上がっている部分にたどりつきます。この盛り上がってる部分の手前が「太衝(たいしょう)」というツボです。太衝は左右の足の甲にありますが、肝臓は体の右側にあるので、二日酔いからくる吐き気の解消には右足の太衝を刺激しましょう。ちょっと痛みを感じるくらいの痛気持ちいい強さで指圧します。飲酒の機会が多い人は、普段から両足の太衝を刺激して、肝臓の働きを活性化するようにしておくといいかもしれませんね。

 

6.腕にある吐き気に効くツボ

上記では足にあるツボを紹介しましたが、次に腕にあるツボも紹介します。手のひら側の手首と手のひらの境目のシワから肘に向かってだいたい指3本のところで、手を握った時にできる2本の腱の間にあります。ここを反対側の手の親指で少し強めに刺激します。乗り物酔いの吐き気にも効果があるので、乗り物に酔ったときもこのツボを刺激してみてください。

いかがでしたか? 「酒は飲んでも飲まれるな」と言うように、なにより二日酔いにならない程度にほどほどにお酒を楽しむのが一番だと思います。楽しいお酒を飲むようにこころがけましょうね。

 

まとめ

  • まずは予防を心がけましょう
  • 脱水からくる吐き気もあるので水分補給を十分に
  • 胃酸過多によって気持ち悪くなる事もあります
  • 低血糖による吐き気には
  • 足ツボも効果的
  • 腕にある吐き気に効くツボ