猫背の原因と7つの解決方法

猫背の原因と7つの解決方法

普段悪い姿勢をとったまま行動していると、背中が丸まり、首が前に出て猫背になります。なかなか自分では気付きにくく、一見健康には害のないように思えます。しかし、猫背の状態が続くことで、首や肩の凝りが発生し、更には目のかすみや胸やけや下痢の原因にもなります。ネガティブな気分で下を向いて歩いていると、これもまた猫背の原因となり、精神的にも肉体的にも良くありません。

今回は猫背になる原因と、その改善方法を挙げていきます。



 

猫背の原因と7つの解決方法 

 

1.普段の姿勢を鏡を見て直す

まずは鏡の前に立ち、自分の姿勢が悪くなっていないか、確認しましょう。首が前に出てだらっとしていれば猫背です。顎をひいて、背筋がピンと伸びた姿勢を作りましょう。かかとをあげるのも良い方法です。つま先立ちの状態で立つと、体がバランスをとろうとします。背中から天井に向かって一本の糸がピンと伸びている状態をイメージします。この姿勢をキープすることで、背筋が伸びます。玄関先に全身が映る鏡を置き、外出時、帰宅時に姿勢をチェックする習慣をつけるだけでもだいぶ変わります。

 

2.椅子に座る姿勢が悪いと猫背の原因に、座り方を正しく

椅子に浅く腰かけ、長時間パソコン画面を眺めていると、猫背になりがちです。この状態が続くと、肩、首の凝りだけでなく、目のかすみまで起こします。精神的にも暗く不安定となり、良いことがありません。
まず、椅子には深く腰かけ、背筋を伸ばし、顎をひくようにしましょう。デスクに向かう際は椅子をデスクによせて、体が前に倒れこまないようにしましょう。前かがみにならない状態を作るのがポイントです。

 

3.首猫背は手を後ろに組んで改善

首だけ前に出ている状態の猫背を首猫背と呼びます。この首猫背の状態が続くと首や肩が凝ります。さらに呼吸器にも悪影響を与え、風邪をひきやすくなったり、動悸が激しくなったりします。首猫背を改善する方法として、椅子に座った状態で手を後に組む方法があります。肩甲骨を寄せるようにして、手を後ろで組んだ状態で5秒間姿勢を保ちます。次に5秒間リラックスします。再び手を後ろに組んで5秒間、リラックス5秒間、という組み合わせを4セット行います。この動きを続けていれば首猫背は改善されていきます。



4.背中猫背を直す為に、バスタオルを丸め背中を伸ばす

背中猫背は、特に背中が丸まっている状態を指します。この姿勢が続くと、消化器系に負担がかかり、胸やけや胃痛の原因となります。これを改善するために、床に寝てバスタオルを使う方法があります。まずバスタオルを大きめに丸めます。床に寝転がり、肩甲骨の下あたりに丸めたバスタオルを置きます。寝転がったまま、腕を頭の上にのばし、胸を広げた状態で呼吸します。この運動を繰り返し行うことで胸が広がり、背中を伸ばすことが出来ます。

 

5.姿勢矯正でお腹猫背を直す

お腹猫背は立った際にお尻が後にでていて、お腹が前方に出ている状態を指します。この状態が続くと、肩こりはもちろん、下痢や下半身のだるさも引き起こします。これは姿勢の矯正で直せます。立った状態で、片方の手を下腹にあてます。続いて、もう片方の手をお尻にあてます。お尻を少し前に押し出すイメージで、膝を曲げずに下腹を前後に動かします。お尻が後ろにつきでないようにするのがポイントです。

 

6.腰猫背の原因は椅子の座り方

座る際に浅く腰かけ、背中だけ傾けて座る姿勢が続くと腰猫背なります。腰猫背は、便秘や下痢、生理痛、ヘルニアなどの悪影響があります。

これを改善する為にはまず床にうつぶせの状態で寝ます。続いて、上半身のみをゆっくり上にそらしていきます。この動作を繰り返し、腰の状態を改善します。

椅子に座りながらできるストレッチもあります。まず座ったまま、首を下に向けます。続いて、1、2、3,4と数えながら背中をゆっくり後ろにそらしていきます。この際、首を一緒にそらすのがポイントです。無理に力を入れず自然に動く範囲で伸ばします。5、6、7、8で丸めた状態に戻します。このセットを5回続けます。この動作を定期的に行なうことでだいぶ猫背が改善されます。

 

7.整体や整骨院に行く前に、普段から姿勢改善

猫背がなかなか治らず、肩や首が凝る、という人は整体や接骨院に行くのも手です。自分では気付かなかった体の歪みを知ることが出来ます。しかし、猫背は主に生活習慣の積み重ねによっておこるものです。整体や整骨院で一時的に矯正しても、普段の姿勢が悪ければ、また元通りの猫背になってしまいます。普段からの姿勢やストレッチで改善していくよう、心がけましょう。

 

いかがでしたでしょうか。猫背は首の痛みや肩凝りなどを引き起こすばかりでなく、消火器や下半身にまで悪影響を与えます。姿勢が悪いことで下腹が出て太りやすくもなります。現代ではパソコンを長時間使う機会が増えた為に、IT猫背と呼ばれる人が増えています。猫背をほおっておくと姿勢の悪さだけでなく、内臓も負担をかけ、精神的にもネガティブになります。

毎日、少しずつでもいいので、良い姿勢を心掛け、ストレッチや運動で背筋を伸ばしましょう。猫背が改善されることで、体のスタイルも良くなり、精神的にも良い状態を保てるようになります。

 

まとめ

1.普段の姿勢を鏡を見て直す

2.椅子に座る姿勢が悪いと猫背の原因に、座り方を正しく

3.首猫背は手を後ろに組んで改善

4.背中猫背を直す為に、バスタオルを丸め背中を伸ばす

5.姿勢矯正でお腹猫背を直す

6.腰猫背の原因は椅子の座り方

7.整体や整骨院に行く前に、普段から姿勢改善