心配性を克服するための7つの方法

心配性を克服するための7つの方法

画像元URL:https://www.flickr.com/photos/porsche-linn/5561412422/

心配性なのが嫌で、何とか克服したいと考えている方々へ。
「こんなネガティブな感情に振り回されなければ、もっと楽に過ごせるのに」と自分を責めてしまうのは、本当に辛い事と思います。
ここではそんなあなたに、「心配性」に振り回されず、うまく付き合っていく方法をご紹介していきたいと思います。
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心配性を克服するための7つの方法

 

1.気持ちが楽になる言葉を口にする

まずは手軽に実行できる方法として、心配や不安な気持ちに襲われた時に「気持ちが楽になる言葉をつぶやく」ということがあります。

  • 「なんとかなるさ」
  • 「まあ、いっか」
  • 「大丈夫、大丈夫」
  • 「心配ないさ」

これらの言葉を繰り返しつぶやけば、だんだんと心が落ち着いてくるはずです。普段からこれを習慣にして、いつも頑張り過ぎている自分をいたわってあげましょう。

 

2.普段からポジティブ思考を生活に取り入れる

心理学では、その人が物事を「楽観的」に捉えるか「悲観的」に捉えるかの傾向を調べる方法として、次のような例えを挙げています。
それは、コップに水が半分入っている時に、「楽観的」な傾向のある人は「水が半分も入っている」と考えるのに対し、「悲観的」な傾向のある人は「水が半分しか入っていない」と考える、というものです。

困難に直面した際、物事を「楽観的」に捉えることができる人のほうが、それを乗り越える力をより備えているということが分かっています。
普段から物事をよい方向から考えるクセをつけて、ポジティブ思考を習慣にしてしまいましょう。

 

3.「脳のトレーニング」を取り入れて心を客観視する

座禅をヒントにしたこちらの「脳のトレーニング」をすることによって、神経細胞が増加し、心配や不安にブレーキをかけてくれる働きを持った「背内側前頭前野」が発達して、心をより客観視できるようになることがわかっています。

脳のトレーニング方法

① 椅子に座って目を閉じ、小川と葉っぱを心に思い浮かべる
② 心の中に浮かび上がってきた考えを、その葉っぱに乗せて川に流す

これを1日10分~15分程度行い、毎日継続する

これを行うことで、過去への後悔や、未来への心配や不安などの気持ちを払しょくし、今現在に集中することができます。
意外と簡単にできて、効果も期待できるので、お勧めです。

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4.生活を改善してストレスを溜めない

心も体も健康であれば、心配や不安な気持ちになっても、時間がたてばそれが収まっていくものですが、ストレスが多いとそれらが軽減・消失しにくいといわれています。
そこで、生活を見直して、なるべくストレスを溜めない生活を心がけることが肝心です。

趣味など好きなことに没頭したり、日々の生活に積極的に「笑い」を取り入れたりするということもお勧めです。
理想通りにできないとつい落ち込みがちな人は、何事も完璧にやろうとしないよう、「適当」「ほどほど」「無理しない」を心がけ、満点ではない自分を許してストレスを減らしてあげましょう。

 

5.心配や不安な感情をあるがままに認める

心配や不安という感情は元々人間に備っている「危険を回避する防御反応」であり、必要不可欠なものだといえます。「心配や不安」を「ネガティブで悪いもの」と捉えず、「みんなが持っている当たり前の感情」と捉えれば、心配や不安も大したことはないように思えませんか。

もし心配や不安な気持ちに襲われたら、「自分は今、不安になっているのだな」と客観的に捉え、無理やり振り払おうとしなければ、通常は20~30分で収まってきます。

 

6.自分の中に溜め込まず、誰かに相談する

やはり、自分の中だけでは不安や心配が解消できないこともあると思います。そんな時は、思い切ってあなたの気持ちを他の人に吐き出してみましょう。そんなにポジティブとはいえない感情ですから、聞いている方にもストレスが溜まってしまうこともあるかもしれません。あなたのことを親身になって考えてくれて、根気強くひたすら耳を傾けてくれる人を選んでみてください。

ですが、なかなか同じ立場の人たちでないと、気持ちが理解されにくい場合もあると思います。もし周囲にいなければ、インターネットを活用するなどして、同じ辛い思いをほかの人たちと共有することができれば、きっと不安だった気持ちも、いつのまにかすーっと収まっていくことでしょう。

 

7.日常生活に支障がある場合は専門医に相談する

「杞憂」という言葉がありますが、これは「中国古代の杞の国の人が、天が落ちてきたり、大地が崩れたりはしないかと、あり得ない事をあれこれ心配し、食事も咽喉を通らず、夜も眠れなかった」という故事から由来し、「あれこれ無用な心配をすること」を意味しています。

このように、起こる可能性が低いような事への心配に押しつぶされ、「心配や不安で外出できない」など、日常生活に支障が出てきてしまった場合は、適応障害、強迫性障害、パニック障害、PTSDなどの「不安障害」が疑われる場合がありますので、すぐに専門医に相談しましょう。

 

編集後記

いかがでしたか。心配や不安な気持ちが高まりやすい人というのは、小さなことにも気づいたり、いろいろなことに先回りして考えを巡らしたりすることができるタイプの人です。敏感で、繊細で、いつも何かを気にかけているあなたは、本当は優しい性格を持った素敵な人なのではないでしょうか。
そんな自分をありのままに認めてあげて、焦らずほどほどに、長い目でいろいろな方法を試しながら、「不安」や「心配」とうまく付き合ってみてくださいね。

今回は「心配性を克服するための7つの方法」でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

まとめ

1. 気持ちが楽になる言葉を口にする
2. 普段からポジティブ思考を生活に取り入れる
3. 「脳のトレーニング」を取り入れて心を客観視する
4. 生活を改善してストレスを溜めない
5. 心配や不安な感情をあるがままに認める
6. 自分の中に溜め込まず、誰かに相談する
7. 日常生活に支障がある場合は専門医に相談する

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